瑛太、土下座でドラマ視聴をお願い「これしかないと思った」

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7月14日に15分拡大でスタートする新ドラマ『ハロー張りネズミ』(TBS系列、毎週金曜22:00~)の特別試写会&舞台挨拶が、東京キネマ倶楽部で行われ、主演の瑛太をはじめ、森田剛大根仁監督らが出席した。

本作は、「島耕作シリーズ」でお馴染みの弘兼憲史が、1980から1989年にわたり講談社「週刊ヤングマガジン」にて連載していた同名コミックの映像化。東京都板橋区の下赤塚にひっそりと事務所を構える「あかつか探偵事務所」を舞台に、瑛太演じる探偵「ハリネズミ」こと七瀬五郎(ゴロー)と仲間たちが、時に人情味あふれる哀しい事件に、また時に想像を超える難事件に挑んでいく姿が、大根監督の脚本・演出によって描かれる。

早くも撮影は終盤に近付いているそうだが、大根監督の指示で過酷なことをする時もあるそう。瑛太は「実際にぶら下がって撮影したり、そうかと思ったら飛んでいるシーンだけグリーンバック(合成用の背景)で撮ったり……。なんでぶらさがっているシーンはグリーンバックじゃないんだろう(笑)。ジャッキー・チェーンばりでした(笑)」と現場の様子を告白。「苦しいことも多いけど、全ては作品の完成度の高さのため。前向きに捉えて楽しんでいます」と手応えを感じている様子だ。大根監督が「変にCGでお金をかけるよりは、実際にやってもらった方が早いしお金もかからないので……」とその理由を語ると、瑛太は苦笑していた。

また瑛太、ゴローの相棒・グレさん役の森田と時間を共にすることが多く、一気に打ち解けることができたよう。瑛太は「最初はタジタジだったけど、今は何でも話せる仲。芸能界の中でも僕一人なんじゃないかというくらい。時間を重ねて話しかけて、一言で良いから森田さんの内面、生活、全部聞き出してやろうとしました。嬉しくて嬉しくて、幸せ」とほっこりした表情。森田も「絶対誰にも言えないことも話せる。秘密を知ってもらっています。会話は少ないけど、一緒に住めって言われれば住める。僕の方が年上だからもう少しコミュニケーション取ったりすればいいんだろうけど、できないから反省しています」と瑛太を信頼している様子。森田を昔から知っているという大根監督も「このシャイで人見知りな剛が心を開いているのを初めて見たくらい仲良くしていますよ」と目を細めた。

最後に、瑛太は「ゴローを演じていてこれしかないと思っています。人のためにする土下座はありなんじゃないかな……?」と語り出したと思うと、「日本中の皆様、ぜひ『ハロー張りネズミ』を見て下さい!!」と叫んで、第1話の劇中で披露した土下座をここでも披露。その心意気に心打たれた観客らが、大きな拍手を送っていた。

このほか舞台挨拶には、深田恭子、山口智子も出席した。

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