祝「宗像・沖ノ島と関連遺産群」世界遺産登録!TBS、日本の世界遺産21ヵ所一挙公開

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放送22年目を迎えたTBSのドキュメンタリー番組『世界遺産』(TBS系列、毎週日曜18:00~)。この度、日本の世界遺産「宗像・沖ノ島と関連遺産群」の新規登録を記念して、7月23日に、21ヵ所になった日本の世界遺産全てを紹介するスペシャル版を放送することがわかった。

島全体が御神体で国の史跡に指定されており、約8万点もの出土品が国宝に指定されており、「海の正倉院」とも呼ばれる福岡県の「沖ノ島」は、海を越え異国との関わりが強い世界遺産として知られている。今回番組では、海との関わりが特に強い「知床」「石見銀山」「古都奈良の文化財」を新たに取材、貴重な映像と共に紹介。

2005年に登録された「知床(自然遺産)」では、知床連山最高峰の羅臼岳の登頂にチャレンジ。知床登山歴30年、知床を知り尽くしたベテラン登山ガイドの案内のもと、生命のゆりかごである「海」と原始の「森」を繋ぐ「川」を遡りながら、世界でも稀有な生態系を持つ知床の魅力を解き明かしていく。

2007年に登録された「石見銀山(文化遺産)」は、今年で10周年。新たな研究の機運が高まっている。7月から一般公開(人数限定)された、石見銀山で最大の坑道「大久保間歩」の「福石場」に潜入。これまで明らかにされていなかった、暗闇に広がる巨大な地下空間に迫る。

1998年に日本で9件目の世界遺産として登録された古都奈良の文化財(文化遺産)では、海を渡って日本に伝わったある「モノ」を追う。興福寺を訪れた撮影隊は乾漆八部衆立像のひとつ、阿修羅像に注目。そもそもインドの戦神だった阿修羅が、なぜこのような穏やかな表情となったのか……その謎を解き明かす。

堤慶太プロデューサーは、「沖ノ島が新たに登録されたことで、日本の世界遺産の数は21件となり、さすがにすぐすべて思い出せる人は多くないと思います。そんな方々のために発案したのが今回の特別企画です。沖ノ島とこれまでに登録された20の世界遺産をすべて紹介するだけではなく、沖ノ島と同じく“海”と関係の深い世界遺産に焦点を当てて構成します。島国・日本ならでは世界遺産の数々、ご期待ください」とメッセージを寄せている。

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