堺正章、故・野際陽子さん偲ぶ「枠から飛び出す、オールフリーな方」

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6月30日(金)20時57分より放送される『世界の秘境で日本料理』(TBS系列)の収録が、20日に都内で行われ、司会の堺正章が、13日に亡くなった野際陽子さんについて思いを馳せた。

TBSの『ハプニング大賞』で野際さんと共演したことのある堺は「女優という枠から飛び出て、オールフリーに物事に当たる方。とても柔らかくて、初めて会って10秒もしないうちに“こういう方とご一緒できるのは嬉しいな”と思った」と回顧。「その後何度お会いしても、変わらない姿勢で人やものに接してくれる。そういうのを見た時に、見習わなければと思った。僕が単に喜んでいるだけではなくて、今度は僕が後輩たちに見せていかなきゃと思ったくらい、柔軟性がある女性でした。生き方もそういうのを貫かれたんじゃないか」としみじみ語った。

また、野際さんの生き様について「早くから役者、そして一人の人間として生きてこられた。その強さ、輝きは僕の中で一番勉強になった。僕のどこかに野際さんの生き様が100分の1くらいあったら嬉しいな」と影響を受けたことを告白。

さらに、「ここのところ、ムッシュかまやつさんや藤村俊二さんなど、仲の良い人たちとのお別れをたくさん経験した。悲しさとやりきれなさがすごくあって。芸能界の友達はそんなにいないけど、その中でも思いを通じさせることができた人たちがいなくなっちゃうのが辛い……。淋しい気持ちでいっぱい」と仲間との別れを悲しんでいた。

同番組は、名うての日本料理人が、バヌアツの電気、水道、ガスのない自給自足の村、モンゴルの遊牧民の村、イタリアの過疎村といった、日本料理を食べたことのない人々が住む地域へと飛び、現地の食材を使って日本料理を作り、現地の人に振る舞うバラエティ。囲み取材にはキャイ~ンの天野ひろゆきも出席した。

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