名取裕子、『吉原炎上』で「ステテコを履いていた」と告白

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阿川佐和子が、毎回各界で活躍する著名人とトークを展開する『サワコの朝』(MBS/TBS系ネット、毎週土曜7:30~)。6月10日は、女優の名取裕子が出演。松本清張、五社英雄ら“大物”たちとの秘話や、結婚観について語った。

名取は、青山学院大学在学中に「ミス・サラダガール・コンテスト」で準優勝。それを機に、映画『星と嵐』で女優デビューを果たした。その後、22歳の時に出演したTBS系ドラマ『3年B組金八先生』の美術教師役で一躍人気者に。以降、2時間ドラマの名物シリーズで長年主演を務めるなど、40年以上第一線で活躍している。サスペンスものに出始めた頃、欠点があまりないキャラクターが多かったが「もっとダメなところがある人物じゃないとつまらないと思っていた」と、オファーされる役に物足りなさを感じていたという。「だんだん、プロデューサーが自分と年齢が近くなったり、若い人たちとお仕事するようになって意見が言いやすくなってきた」と、最近では演じるキャラクターに関するアイデアを自ら提案する機会が増えてきたとのこと。

若い頃から、大作に多く出演してきた名取は、いわゆる“大物”たちにかわいがられていたようで「松本清張さんのお宅でロケをしたことがあります。全然怖くはなくて、ご飯に連れて行ってくれる優しい方でした」と名作家との思い出を振り返った。また、NHKの名物ディレクターとして異彩を放った和田勉の演出については「(あるシーンで)ここのテーブルに帰ってくるまでを、今の動きの2万8300倍のスピードでやりなさい!」と、独特の表現による演技指導が面白かったと告白。また、映画『吉原炎上』などでタッグを組んだ五社英雄に関しては「眉毛を剃れ、下着を取れ、と本当に厳しかった。あんなに薄い布でも、下着を着けていないと寒いんですよ冬だから。だから、こっそりステテコ履いちゃいました(笑)」と、ささやかな抵抗をした秘話を公開。かなりきついことも言われたようだが「ビクビクしたことはないです。五社さんはかわいくて優しい、少年のような方でした」と懐かしそうに話した。

大の犬好きで、現在は400匹近くいるメダカの世話に忙しい彼女だが、新婚の阿川から「結婚する気はあるんですか?」と聞かれ「あります、あります、あります」と食い気味に返答。「今でもタイミングさえ合えば結婚したい! 趣味もそうですけど、何か一つでも楽しめるものが重なるといいですよね」と、結婚願望があることを明かした。

“記憶の中で今もきらめく1曲」は、ゴダイゴの「僕のサラダガール」。芸能界入りのきっかけとなったコンテストのテーマ曲を聞きながら、当時のエピソードを披露した。

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