第一子誕生のジャンポケ太田、父親の責任滲ませ…『キングオブコント』参加表明

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プロ、アマ、芸歴問わず、全国の挑戦者たちが熱いバトルを繰り広げて“コント芸の日本一”を決定する『キングオブコント2017』の開催決定会見が、23日にTBSにて行われ、昨年度王者のライス(田所仁・関町知弘)やジャングルポケット(おたけ・太田博久・斉藤慎二)が出席した。

前大会で、エントリー総数2510組の中から頂点に輝いたライス。優勝前と後の環境の変化を聞かれた関町は「優勝前は仕事がほとんどなかったけど、今は全国各地への営業、メディア出演など充実した時間を送っている」とニッコリ。「Suicaに1,000円しかチャージできなかったけど、今では10,000円もチャージしている。妻も氷や麦茶を家で作っていたが、今ではコンビニで買ってくるようになった」と顔を綻ばせた。

また田所も「人生が変わった」と語り出し、「僕は独身だしお金を使うタイプなので、家賃が倍の新築マンションに引っ越した。10畳のルーフバルコニーがついている」と、生活が一変したことを告白。優勝後にピークを迎えたという給料事情について聞かれると「優勝後の額から下がってはない。やはり優勝するとしないでは全然違う」と誇らしげに語った。

その一方で関町は、昨年の決勝で披露した「○○してくれ~い!」というギャグについて「あまり流行らず心残り。優勝後の会見で流行語大賞を狙うと言った自分を殴りたい」としょんぼりしてみせ、笑いを誘った。

そんなライスは、今大会には「昨年ネタを出し切ってしまい、今年用のがまだない」という理由で不参加の意向を示す。関町は「ライスが優勝できるなら僕たちもできるかもしれない、という人が増えてきたらしい。漫才をやっていた人たちがコントに切り替えているとか。なので、出場者のレベルがどんどん上がっているかも。下からの突き上げがすごくなっていると思うので期待したい」と目を輝かせた。

そして、昨年ライスに次ぐ2位で準優勝という結果に終わったジャングルポケット。斉藤は「去年優勝できなかったのが痛手だった。1位と2位の差を感じた」と苦虫を噛み潰す。ライスについて「劇場で埋もれるかと思っていた(笑)」と毒舌をかますと、太田も「うちは斉藤がテレビに出ているから、ある程度吉本から認知はされている。ゼロから優勝したライスは、優勝して初めて、吉本から“こんな芸人いたんだ”と思われた」と口撃。続けて斉藤が「ライスは有利だった。僕たちは既にキャラクターが浸透していたけど、ライスは無だった。こういったキャラクターって、重宝されるし受け入れられやすい。今年はそのチャンスを活かさなかった!」と、不参加について強く追及。関町は、苦笑いしながら「気分が悪い。もっと敬え!」と抗議していた。

そんな中、第一子が誕生したばかりの太田が「子供ができたから、仕事の量よりも質と単価を優先したい。単価が上がれば家族が充実する」と大黒柱としての責任感を滲ませる一幕も。おたけも「優勝できなかったら、実家のもんじゃ焼き店で2日間50%オフのセールをする」と公約を掲げ、優勝を誓った。

この日はライスやジャングルポケットのほか、相席スタート、かもめんたる、しずる、タイムマシーン3号が参加し、各々意気込みを表明していた。

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