和田アキ子『小さな巨人』で26年ぶり民放連ドラレギュラー「私は現実の巨人(笑)」

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歌手の和田アキ子が、長谷川博己主演の連続ドラマ『小さな巨人』(TBS系列、毎週日曜21:00~)に出演することがわかった。和田が民放連続ドラマにレギュラー出演するのは、1989年に主演を務めたドラマ『ゴメンドーかけます』(フジテレビ)以来、28年ぶりとなる。

本作は、警視庁本庁と所轄の確執、警察内部の戦いを克明に描く警察エンターテインメントドラマ。長谷川は、“未来の捜査一課長間違いなし”と呼ばれるまでの活躍をし、捜査一課長を目指すもあることから所轄に左遷させられた主人公・香坂真一郎を演じている。また、警視庁の職員や所轄の仲間役として岡田将生、芳根京子、安田顕、春風亭昇太、香川照之が出演し、作品を盛り上げている。

5月21日放送の第6話からは、グローバルの名の下に海外から留学生を多く招き入れ、国内の優秀な人材を根こそぎ引き入れている早明学園を舞台に後編がスタート。この学園は、実は元々埋立地であった土地を、何らかの形で安く購入し建てられたと噂されている。

和田は、早明学園の理事長・金崎玲子役で、この第6話から出演する。以前から「日曜劇場」のドラマを見続けているという和田は「まさか自分が出演することになるとは思ってもいませんでした。しかもタイトルが『小さな巨人』! 私は現実の巨人ですよ(笑)」と冗談を交えてコメント。

また、「現場が良い雰囲気なので、いかに自分が役に入り込めるかが大事だと思っています。昔からの鉄則なのですが、お芝居をするときは演出の方にお任せして、私は皆さんにご迷惑をお掛けしないことを心掛けています。久しぶりに緊張しながら楽しめるお仕事なので、頑張ります! 長谷川さんとは初めてお会いしましたが、素敵な方でした。一緒のシーンも多いので楽しみです。ほかの共演者の方々とお会いするのも楽しみですね。ストーリーも今の時代に合っていて面白いですよ」とメッセージを寄せている。

ある日、早明学園の事務局で経理課長を務めている横沢裕一の妻から、「夫が失踪したから探して欲しい」という相談をされた香坂は、捜査のため、山田(岡田)らと早明学園に出向くと、新人警察官時代に世話になった富永(梅沢富美男)と久々の再会を果たす。富永は、元警視庁捜査一課長であり刑事部参事官にまでなった男で、退任後に天下りでこの職に就いていた。さらに、現捜査一課長の小野田(香川)を一課長の座に引き上げたと同時に、捜査一課で勤務していた香坂の父・敦史(木場勝己)を所轄へと異動させた過去もあり、今でも大きな権力を持っている。

そんな富永に紹介されたのが、理事長の金崎だ。金崎と富永に、失踪事件の聴取をすると「横沢は横領していたが、長年学園の成長を支えてくれた人物だ。一大プロジェクトが始まった大事な時期に公にしたくないから、示談にする」と言われてしまう。しかし、この横沢の失踪騒ぎは、のちに日本警察を大きく揺るがす大事件へと発展し……。

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