織田裕二&中井美穂『世界陸上』11大会連続MC!ボルトのラストラン伝える

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織田裕二と中井美穂が、8月4日(金)から13日(日)にわたってTBSで放送される『世界陸上ロンドン』のメインキャスターに決定したことがわかった。2人は、1997年のアテネ大会以来ちょうど20年目、11大会連続の起用となる。

同番組では、「すべてがつながる瞬間がある」をコンセプトに、アスリートたちの世界最高峰のパフォーマンスと共に、その歩んできた人生、それを支える人々、絆、夢などを伝えながら人間ドラマとして紡いでいく。また、20年目という節目の“セリク”に携わる織田・中井のゴールデンコンビが、現地ロンドンから10日間、過去最長の93時間にわたって放送、感動と興奮の瞬間を伝える。

最大の注目は、今大会での引退を表明している“人類最速の男”ウサイン・ボルト(ジャマイカ)のラストラン。世界陸上と五輪で合計19個の金メダルを獲得してきた“生きる伝説”が、この夏ロンドンで20個目の金メダルを獲得できるのか、一瞬たりとも目が離せない。

また、日本勢の注目競技といえば4×100mリレー。昨年のリオ五輪で、ケンブリッジ飛鳥、桐生祥秀、山縣亮太、飯塚翔太の4選手が銀メダルを獲得した。アンカーのケンブリッジがジャマイカのボルトと肩を並べて競り合う様は、世界中に衝撃を与えた。アメリカ(後に失格)やカナダといった強豪国に完勝しての銀メダル獲得は、世界陸上ロンドンでの金メダルという偉業を期待させるのに十分だ(代表メンバー未定)。

マラソンでは、最強の市民ランナー・川内優輝(埼玉県庁)に注目。代表選考レースで日本人トップを死守し、世界陸上代表の座を掴み取った川内は、レース後、人目もはばからず大粒の涙を流した。今回を「最後の世界挑戦」としている川内が、ロンドンで魂の走りを見せる。

また今大会では、初めてマラソンが男女同日開催される。大会3日目の8月6日(日)18時から男子マラソン、そのあと続けて22時から女子マラソンをそれぞれライブで放送する予定だ。織田、中井、プロデューサーのコメントは以下の通り。

<織田裕二>
この20年の間、思い入れの強かった選手の引退には寂しい思いをしてきましたが、次々と現れる新星たちを一生懸命追ってきたので、感慨にふけるような暇はなかったです。ただ今回に限って言えば、ボルトの引退というのはとても大きなこと。ボルトは人を楽しませるのがすごく上手で、セルフプロデュース能力も凄く高い。ラストランでどんなストーリーを見せてくれるのでしょうか。ボルトにとってはこれで“終わり”ですが、ライバルの若い選手たちにとってはこれが“始まり”。その終わりと始まりがつながる瞬間に何を見せてくれるのか、今からとても楽しみです。楽しみといえば、久しぶりのヨーロッパ開催にもワクワクしています。アジアとは一味違うヨーロッパの陸上人気、とにかく熱が凄いです。スタジアムのお客さんが選手と一体となって競技を作っていくので、拍手の大きさなどで陸上の見方を教わる気がします。今回の放送は10日間で93時間。前回が64時間だったので、一気に1.5倍も延びています。スポーツはドキュメントなので、本当に何が起こるか分からない。世界最高のドキュメントをライブで楽しみましょう。

<中井美穂>
もちろんボルトに注目ですが、新しいスターたちも次から次へと現れるのでそれも楽しみにしています。世界陸上は決勝だけでなく、予選、準決勝、決勝と丁寧に放送していく種目が多いので、自分の気になる選手が勝ち進んでいくのをじっくり見られるのは嬉しいです。今回も織田さんと現地から、ロンドンの気候や風、お客さんの熱狂など、テレビカメラには映らない部分も合わせてより分かりやすくお伝えしていきます。選手のウォームアップの時の表情や細かい情報などもできるだけ集めたいと思います。陸上は人間の「本能」に近い競技です。その争いの中にこれまでの色々な歴史があるからすごいし面白い。とにかくスポーツはライブで見るのが一番楽しいですよね。できる限りお付き合いください。

<プロデューサー・片山譲治>
織田さん&中井さんのコンビでついに20周年を迎え、2人の息もますます合ってきているように感じます。毎回、2人をはじめ制作スタッフと1日10時間に及ぶ勉強会を、織田さんが納得するまで数日間行っていますが、今回何日間行うかは織田さんにしかわかりません(笑)。20年の蓄積を今大会もお見せすることができると思います。

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