長瀬智也、19年ぶりラブストーリー!人気韓ドラのリメイクで「日曜劇場」初主演

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TOKIOの長瀬智也が、7月期に放送される新ドラマ『ごめん、愛してる』(TBS系列、毎週日曜21:00~)で、日曜劇場初主演を務めることがわかった。

2004年に韓国KBSテレビで制作された本作は、『冬のソナタ』をしのぐ29.2%の最高視聴率を記録し大ブームに。同年の韓国ドラマ界の各賞を総なめにした究極のラブストーリーだ。“自分という存在を認め、愛してくれる誰か”をひたすらに求める登場人物たちを通し、いつの時代にも通じ、朽ちることのない繊細で普遍的なテーマを、2017年に舞台を移し日本人キャストで紡いでいく。

長瀬が演じるのは、幼い頃母に捨てられたことにより不遇な環境で過ごし、裏社会を居場所として生きている主人公・岡崎律。血の気が多くケンカが強いが、その一方で人間的な温かみも持つ男だ。暗澹とした日々を送っていたが、ある日、ひょんなことから三田凛華という女性を助ける。後にこれが、2人にとって運命を変える出会いとなる。

ある日、律は事件に巻き込まれ頭に致命的なけがを負い、命がいつ尽きるかわからない状態に。せめて最期に親孝行がしたいと実母・日向麗子を探した律は、貧しさゆえに自分を捨てたと思っていた母がもう一人の息子・日向サトルに溢れんばかりの愛情を注ぐ姿を目にする。裕福で幸せそうな2人の様子に愕然とした律は、母への思慕と憎しみに葛藤。そんな時、律は凛華と再会するが、彼女は幼馴染みであるサトルに思いを寄せていた……。

ストレートなラブストーリーは、19歳の時に出演した『ラブとエロス』(1998年・TBS)以来という長瀬。さらに、自身のキャリアの中で最も純粋なラブストーリーだという。これについて、長瀬は「これまでやらなかったということは、そこまでラブストーリーに興味がなかったんだと思うんです。“ラブなんか……”と、ちょっと否定していた自分もいたかもしれませんが、今は素直に“自分がラブストーリーと向き合うならどうなるのか”という思いです。これまで積み重ねてきたものも踏まえて、自分にしかできないキャラクターやラブストーリーにできたら」と意気込みを語る。

律と運命の出会いを果たす凛華を演じるのは、火曜ドラマ『カルテット』で魔性の女・有朱を熱演し、大きな話題を呼んだ吉岡里帆。連ドラ初ヒロインで、有朱とは正反対の、他人のためには自己犠牲をいとわない純粋で愛情深い役柄を演じる吉岡は「思ってもいなかった大きなお役に緊張と責任を感じております。原作はセンシティブでヒリヒリと痛い愛の物語です。素晴らしい共演者、制作チームの方々と丁寧に作品と向き合っていけたら」とコメント。

また、アイドルピアニストとして活躍するサトルを演じるのは、連続テレビ小説『とと姉ちゃん』(NHK)や『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』(フジテレビ)、『東京タラレバ娘』(日本テレビ)などに出演し、その演技と佇まいで話題をさらっている坂口健太郎だ。日曜劇場には初出演となる坂口は、役作りのため、すでにピアノレッスンに励んでいる。「サトルは一見屈託のない姿で人々を魅了しますが、どこか悲しく寂しそうな印象も受けました。まずは彼を知って、自分に重ねて、サトルにとっての愛の形、姿を見せられるように精一杯お芝居をしたいと思います」と気合充分の様子だ。

そして、律が憎みながらも激しく求めることになる母親・麗子を演じるのは、長瀬とは『Dearウーマンスペシャル』(1997年・TBS)以来20年ぶりのドラマ共演となる大竹しのぶ。一流ピアニストだった麗子は、ある時挫折を経験。現役時代は世界で活躍していたことからプライドが高く、周囲を振り回す傾向にあるものの、サトルに対しては過剰に愛情を注ぎ、甘やかしている役どころだ。韓国版の『ごめん、愛してる』を夢中で見ていたという大竹は「今からワクワクしています。スタッフ、キャストの皆さんと共に楽しく、そして誇れるドラマになるようワンカットワンカット、一生懸命演じてゆきたいと思っています。次週が待ち遠しい、そんなドラマが作れたらいいなぁー。頑張ります」と語っている。

長瀬は「共演者には若い方が多いので、どういう空気感になるのか楽しみ。良いケミストリーになるんじゃないかというポジティブな気持ちしかないです。大竹さんは、20年前にも自分のくだらない話を優しい笑顔で聞いてくれました。大きな優しさに包まれていた記憶があるので、またそれに浸れたら。30代後半になって“愛”に対して思うことが、以前とは全然違うと思うんです。今回の役を通して、その気持ちを素直に受け取って演じたい。きっと見たことのないラブストーリーになるので、期待して見てもらえたら」とアピールしている。

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