土屋太鳳、激走した『オールスター感謝祭』マラソンを振り返る

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阿川佐和子が、毎回各界で活躍する著名人とトークを展開する『サワコの朝』(MBS/TBS系ネット、毎週土曜7:30~)。4月1日は、女優の土屋太鳳が昨秋出演したTBSの番組『オールスター感謝祭』の“激走”秘話や、仕事がなかった頃の辛い日々について語った。

小学5年生の時、自らオーディションに応募して芸能界入りを果たした土屋。13歳の時に『トウキョウソナタ』で映画デビューするが、その女優人生は決して順風満帆ではなかった。2年前、NHK朝の連続テレビ小説『まれ』でパティシエを目指すヒロインに抜擢されるまで、オーディションに落選する毎日。“1年間に1作品出演すること”が「最低で最大の目標でした」と、当時の辛い状況を振り返った。

高校時代、滑舌が悪く、声も枯れやすかった土屋は、歯科医から舌の手術を勧められた。“舌小帯”という舌の裏側にある筋が短いため、それを長くして可動範囲を広げるというものだった。手術を受けた土屋は「しゃべりやすくなって声も変わりました」と、女優として苦手だったタ行とラ行もスムーズに話せるようになり、声も枯れにくくなったと語った。

3歳から15歳まで、日本舞踊とクラシックバレエに励んでいた土屋は現在、女優業の傍ら舞踏を学ぶ体育大生でもある。そのダンスの腕前は海外でも評価され、世界的歌姫・シーアのミュージックビデオにも出演した。体を動かすことが好きな土屋は昨秋、ドラマの番宣で『オールスター感謝祭』の「赤坂5丁目ミニマラソン」に参加。女子部門のトップでゴールし、持ち前の運動神経の良さとガッツあふれる姿が熱い感動を呼んだ。急坂がある約4kmのコースを見事完走。自身の激走について、土屋は「走ってドラマのことを伝えるのが私の最大の仕事だと思って」と話し、マラソンコースの名物“心臓破りの坂”を「半端じゃなかったです。あの坂はいい坂だなと。“越えられるなら、越えてみろ”みたいな、走っていると向かってくるんです」と評した。

さらに「森脇健児さんが(自身を)抜いていく瞬間に“ペースを上げろ!”って背中を押してくれたんです。それに感動しました」というエピソードを披露。「その時感じた、限界を超える感覚を演技で恩返ししていこうと思いました」と、体を張った経験を女優業に生かしていきたいと明かした。

「記憶の中で今もきらめく曲」は、Enyaの「Only Time」。役作りのときや、役から自分に戻るときに聴いていたというこの曲との思い出を振り返った。

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