TBS『世界遺産』放送1000回記念!南米の富士山・サンガイ山を日本のテレビ初撮影

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TBSのドキュメンタリー番組『世界遺産』(毎週日曜18:00~)が、4月2日に放送1000回を迎える。これを記念し、2日と9日の放送では、日本のテレビで初めて撮影した「南米の富士山」と呼ばれるエクアドル・サンガイ山を紹介する。

サンガイ国立公園の中心にそびえるサンガイ山は、標高5260メートルの活火山。富士山そっくりの美しい円錐形だが、これまでほとんど登山開発されていない高山だ。今回は、エベレスト単独無酸素登頂にも成功したエクアドルを代表する登山家をチーフに、24名のスタッフ、23頭の馬で登山チームを編成、往復12日間の登山に出発。馬が火山灰の泥濘に填まるなど、さまざまな苦難を乗り越えて登頂し、貴重な映像を記録した。

また、この山はアンデス山脈の東の端、アマゾン川の上流域に位置しているため、アマゾンから吹く湿った風が、高地にも関わらず雲霧林を生むなど、独特の生態系を持っている。その雲霧林には、絶滅危惧種が多く生きているが、今回は標高4000メートルの高地に住むヤマバクの撮影にも成功。ヤマバクは滅多に撮影ができないため、極めて貴重な映像となる。

堤慶太プロデューサーは「放送スタートから20年を超え、ついに迎えた1000回目の放送にふさわしい内容となりました。サンガイ山は富士山そっくりなのにもビックリしましたが、独特な自然も見物です。この番組ならではの映像にご期待ください」と呼びかけている。

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