東出昌大、若手俳優の問題点を指摘「フレッシュさで何とかしようというのは…」

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3月26日(日)21時より放送される大型スペシャルドラマ『LEADERS リーダーズⅡ』(TBS系列)の制作発表が、15日、同局のドラマ特設ブースにて行われ、主演の佐藤浩市をはじめ、内野聖陽東出昌大菅野美穂郷ひろみが出席した。

トヨタ自動車全面協力のもと、2014年3月に二夜連続で放送され好評を博したドラマ第1弾では、第2次世界大戦前後を舞台に、トヨタ自動車の創業者・豊田喜一郎をモデルとした愛知佐一郎(佐藤)が、日本の未来のため、アイチ自動車にて国産自動車開発の夢を追う様子が描かれた。

今作では、ストーリーの主軸を国産自動車開発の世界から販売の世界へと変え、国産自動車の開発に邁進する愛知と、佐一郎を販売面で支え続けた男たちの物語が展開。ゼネラルモーターズ(GM)車自動車販売店・日の出モータース支配人の山崎亘(内野)と佐一郎との交流を軸に、“自動車の品質”向上に徹底的にこだわった製造チームと“販売の品質”向上を目指した販売チームが、時に反目しながらも「国産自動車を世界中に走らせる」という同じ夢のため、アイチ自動車をひとつにまとめ上げていく。

山崎の部下・日下部誠を演じた東出について、内野が「彼はまっすぐでひたむき、今の若者にはあまりいないタイプ。本当に気持ちの良い人だったので、私も思う存分ふんぞり返っていばらせて頂きました(笑)」と絶賛すると、東出は「山崎は感情を出して下さる良いリーダーだったので、逆に僕は冷静でいようと務めました」とコメント。続けて、「若手俳優の一番いけないところは“フレッシュさで何とかしよう”という点。そうすると、同じ画面に映った時にペラペラになってしまう。そういった付け焼き刃のフレッシュさではなく、日下部の良いものをお客様に届けようという信念を持ちながら、役に挑ませていただきました」と、若手俳優の問題点を交えながら熱弁すると、内野は「きちんと若さを分析しているんだね。すごいね」と目を丸くした。

また、GM車販売店の社長・酒田健太郎を演じ、自身初のヒール役に挑戦した郷は、「素晴らしい方々の中に入れて頂きました。どう役を表現していったら良いか。台本を頂いた日から撮影が終わるまで毎日読み続けていました。こんなに真剣に役を演じたことがあるのだろうかというくらいです。こういう役を今の年齢で頂いて、本当にありがたい。僕のスタッフは、僕の性格が変わったと思ったかもしれない。それくらい入り込みました」と役への思い入れを語った。

そして艶やかな着物姿をお披露目した菅野は「今年40になりますが、着物のことはまだまだ勉強中で全然わからなくて……。羽織の丈や帯の合わせ方など、着物にも時代が反映されているそうなんですが、衣装さんはそういうことも意識して作ってくださって。役作りが必要ないくらい、衣装やメイクで助けて頂きました」とニッコリ。

最後に、佐藤は「熱いことは恥ずかしいことではない。こういうことは今の日本で叫ばれることは少ないですが、皆さんも一緒に画面の中に入って体感していただきたい」と視聴者に呼びかけていた。

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