『逃げ恥』ブーム止まず24冠達成!AMDアワード年間コンテンツ賞「優秀賞」に

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新垣結衣主演で、2016年10月期に放送された連続ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系列)が、第22回AMDアワード年間コンテンツ賞「優秀賞」を受賞したことがわかった。

海野つなみの人気同名コミックを原作とした本作は、職なし、彼氏なしの森山みくり(新垣)と、35年間彼女なし、恋愛経験ゼロのサラリーマン・津崎平匡(星野源)が、夫=雇用主、妻=従業員という雇用関係を結び「就職としての結婚」をする社会派ラブコメディ。

昨年7月にドラマ化を発表して以来、SNSなど多方面で話題を呼んだ本作。ドラマスタート前の10月5日に星野が歌う主題歌「恋」がリリースされると、発売初日オリコンデイリーCDシングルランキング1位、オリコンウィークリーCDシングルランキングで2位を記録。売上げが、前作「SUN」の約2倍となる10万枚を突破したこともニュースになった。

ドラマがスタートすると、公式サイトの閲覧数は1日で100万PV超えを記録したほか、エンディングで出演者が「恋」に合わせて踊るダンス映像、通称「恋ダンス」がネット上で話題に。初回の平均視聴率は10.2%だったが、物語が進むにつれ右肩上がりで上昇、最終回では20.8%と初回の2倍以上の視聴率を獲得した。劇中に散りばめられた「ムズキュン」(じれったくムズムズしながらも胸キュンすること)も多くの視聴者のハートを射止め、社会現象に発展するほどのヒット作となった。

さらに、TBS公式YouTubeでの「恋ダンス」総再生回数は8800万回超と驚くべき数字を記録(2016年12月20日18時時点)、一般の人々や芸能人が踊る「恋ダンス」が掲載されたり、JNN系列全28局が工夫を凝らしたオリジナルバージョンを公式サイトに掲載したりするなど、各方面で社会現象ともいえる「恋ダンス」ブームが起こった。放送終了後から一定期間限定で視聴できる「TBS FREE 無料見逃し配信無料配信」は、第7話までの再生回数が1000万回を超え、第10話放送前には1700万回超、最終回までのトータルでは2000万回超えを達成した(※TBS FREE、TVer、GYAO!の合計再生回数)。

「デジタル・コンテンツ・オブ・ジ・イヤー‘16/第22回AMDアワード」は、デジタルメディア業界の発展を目指し、優秀なデジタルコンテンツ等の制作者を表彰するための賞。年間コンテンツ賞「優賞」は、平成28年1月1日から12月31日の間に発売・発表された、最新のデジタル技術を駆使して制作された国内のデジタルコンテンツ及びサービスの中から選出される。

今回は、「恋ダンス」を手がけた振付師・MIKIKOも審査員特別賞を受賞(リオ五輪閉会式の総合演出、演舞振付も合わせて評価されての受賞)。ドラマ終了後も話題は尽きず、『逃げ恥』は各方面のドラマ大賞などを続々と受賞、2017年3月14日現在24冠を獲得したこととなった。

(視聴率はビデオリサーチ調べ・関東地区)

■『逃げるは恥だが役に立つ』受賞一覧

<第6回コンフィデンスアワード・ドラマ賞>
作品賞『逃げるは恥だが役に立つ』
主演女優賞「新垣結衣」
助演男優賞「星野源」
助演女優賞「石田ゆり子」
脚本賞「野木亜紀子」
新人賞「大谷亮平」

<コンフィデンスアワード・ドラマ賞 年間大賞2016>
作品賞『逃げるは恥だが役に立つ』
助演女優賞「石田ゆり子」
脚本賞「野木亜紀子」

<ギャラクシー賞2016年12月度月間賞>
『逃げるは恥だが役に立つ』

<2017年 エランドール賞>
特別賞『逃げるは恥だが役に立つ』制作チーム
新人賞「星野源」

<第91回ドラマアカデミー賞 (2016年10月~12月クール)>
最優秀作品賞『逃げるは恥だが役に立つ』
主演女優賞「新垣結衣」
助演男優賞「星野源」
助演女優賞「石田ゆり子」
ドラマソング賞「恋」/星野源
監督賞「金子文紀、土井裕泰、石井康晴」
ザテレビジョン賞「恋ダンス」

<第26回TV LIFE年間ドラマ大賞2016>
主演女優賞「新垣結衣」

<第19回シティ・エンターテインメント大賞
ドラマ部門『逃げるは恥だが役に立つ』
アーティスト部門「星野源」

<第22回AMDアワード>
年間コンテンツ優秀賞『逃げるは恥だが役に立つ』
審査員特別賞「MIKIKO」

計24冠受賞(2017年3月14日現在)

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