前川清、元妻・藤圭子と宇多田ヒカルの“声”について語る

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阿川佐和子が、毎回各界で活躍する著名人とトークを展開する『サワコの朝』(MBS/TBS系ネット、毎週土曜7:30~)。3月11日は、歌手の前川清が前妻の故・藤圭子との結婚&離婚の真相と、藤の娘である宇多田ヒカルについて語った。

高校を中退し、バンド活動を始めた前川清は、20歳のときに“内山田洋とクール・ファイブ”にスカウトされ、ボーカルとして参加。メジャーデビュー曲「長崎は今日も雨だった」がミリオンセラーを記録し、昭和歌謡を代表する歌手となった。22歳の時には「噂の女」が大ヒット。独特の歌唱法が話題を呼んだ。

プライベートでは、23歳の時に当時歌手として活躍していた藤圭子と結婚。ビッグカップルの交際は世間に注目されたこともあり「隠れて会うのがめんどくさくて、だったら一緒になろうか」と、籍を入れた理由を告白。お互いに結婚式を挙げるつもりはなかったが、事務所やテレビ局のしがらみなどで盛大に行うことに。「藤さんは僕よりも素朴。若い頃に突然知らない世界に入って、自分たちを見失っていった」と当時を振り返った前川は「結婚に対して僕の想像と彼女が想像していたものが違っていたんだろうと思います」と、早い段階で少しずつズレが生じ、結局1年で結婚生活が終わった原因を説明した。

離婚後、藤はニューヨークへ。再婚して、後の“宇多田ヒカル”を出産する。前川はニューヨークにいる藤から1回だけ連絡をもらったようで、その際に「自分の子どもは天才だ」と話していたという。しばらくは、この時のことを忘れていたが、数年後に宇多田が歌手デビュー。その歌声を聴いた時「凄さを覚えたというか身震いしました。えっ、この子だったんだ」と、藤が“天才”と評していた宇多田に衝撃を受けたとか。

宇多田が出演しているCMの声に思わず反応してしまうと話す前川は「(藤と)そっくり。同じ声ですよ。段々と似てきましたね」と、どこかうれしそうに語っていた。

「記憶の中で今もきらめく1曲」は、アニマルズの「朝日のあたる家」。米軍基地のあった長崎県・佐世保で育った前川は、通学途中にあったBARから漏れ聴こえていたこの曲にまつわるエピソードを披露した。

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