千葉雄大「勝手わからず難しかった」実写×ゲーム融合『FF』ドラマの撮影に手応え

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4月期の新ドラマ『ファイナルファンタジーⅩⅣ 光のお父さん』(MBS/TBS系ネット、MBSにて4月16日より毎週日曜24:50~、TBSにて4月18日より毎週火曜25:28~)の制作発表記者会見が、23日に都内で行われ、主演の千葉雄大をはじめ、馬場ふみか、野口照夫監督らが出席した。

本作は、人気オンラインゲーム『ファイナルファンタジーⅩⅣ』のプレイヤー・マイディーさんが書いた実話ブログを原作としたドラマ。主人公のサラリーマン・光生(千葉)が、同ゲームを通じ、会話の少なくなった父・博太郎(大杉漣)との距離を縮めていく物語で、実写パートとゲーム画面が織り交ざる構成となっている。馬場が光生の同僚・陽子を演じるほか、袴田吉彦が光生の先輩・貴弘を、石野真子が光生の母・貴美子を演じる。

ゲームパートはCGではなく、通常稼働するゲーム内で、実際のプレイヤーが監督の指示に従い操作。ゲーム内では天候も変化するが、撮影のため人為的に変えるのではなく、晴れや雨を待つといったように、通常のドラマ撮影のように行ったという。

野口監督は、制作を振り返り「本当に難しかったです。熱量のすごいゲーム、ブログなので、それを損なわないように作るのが難しかったしプレッシャーでした。でも熱を帯びた作品になりました」と力強くアピール。千葉について「頭も良いし、一つ一つのシーンや他のキャラクターのことを真剣に考えている方なので、監督としては楽をさせていただいた(笑)。またぜひご一緒したい」と、馬場については「腹が据わっている。演技経験が多いわけではないけど、とても自然体な芝居をする方」と絶賛した。馬場は「恥ずかしいですね」と照れるも「皆さんに助けられて演じることができました」と感謝を述べた。

あらかじめ撮影されたゲームパートに合わせ、実写パートの芝居をしたという千葉は「ゲームパートを見ながら演じるのは初めてだったので、勝手がわからず難しかったです」と苦戦した様子。しかし、ゲーム画面を挟んで大杉と芝居をするシーンについては「大杉さんが、画面から温度を感じられるお芝居をなさっていたので演じやすかったです」と振り返った。

また、撮影現場の様子を聞かれると「撮影のたびに差し入れがあって、お腹も満たされる現場でした。石野真子さんがサラダを作ってきて下さったり、大杉さんにも蕎麦屋に連れて行ってもらったり、本当の家族みたいでした」とニッコリ。「現場はアットホームですが、ゲーム映像などもあってスケールの大きい作品になっています」と語った。

会見には、光生がゲーム内で操作するキャラクター・マイディーの声を担当した南條愛乃、エンディングテーマを歌うSILENT SIRENも出席したほか、GLAYが主題歌を歌うことも発表された。

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