日本人初!ナショジオ・フォトコン1位の巨漢カメラマン…この冬撮りたい1枚とは

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2月19日放送の『情熱大陸』(MBS/TBS系ネット、毎週日曜23:00~)では、北海道でキタキツネを追い続ける写真家の井上浩輝に密着する。

北海道の夕暮れ時、淡いピンク色の空の下で2匹のキタキツネが雪上を駆ける様子を捉えた1枚の写真が、去年、世界中で大きな注目を集めた。撮影したのは、北海道でキタキツネを撮り続けている井上だ。世界180カ国以上で850万人の定期購読者を持つ、アメリカの歴史ある自然科学雑誌「ナショナルジオグラフィック」の2016フォトコンテストネイチャー部門で日本人初の1位に輝いて以来、井上を取り巻く環境は激変した。

写真家を志してからわずか5年、写真の専門学校で学んだ経験はなく、カメラの技術も動物の生態も全て独学だという。そのユーモラスでストーリー性溢れる作品は、SNSの写真投稿サイトから火が付き、瞬く間に注目されるようになった。

現在は、写真展は勿論、トークショーや広告写真の依頼がひっきりなしに入るようになったという。しかしどんなに忙しい時でも、キタキツネがエサのネズミを求めて行動する時間帯は、美瑛の丘で神出鬼没なキタキツネを追っている。

そんな井上がこの冬撮りたい1枚とは、淡いピンクの空のもと、丘の稜線を行くキツネだ。気温-10度の中、頭の中でイメージを膨らませながらキタキツネが現れるのをじっと待つ。なかなか出会えないときはシカやヒグマ、ワシなどの野生動物が生息する知床半島へ気分転換の遠征をするが、井上はキタキツネにこだわり続ける。体重100kgを超える巨漢を縮めて車中泊をしながらも、「最高の一枚」を追い求めて妄想をどんどん膨らませていく井上。キタキツネを追い始めて3ヶ月。北海道の空が淡く染まり出したその時、彼の目の前に現れたのは……。

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