米倉涼子「私、失敗しないので」名ゼリフの誕生秘話を脚本家が明かす

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阿川佐和子が、毎回各界で活躍する著名人とトークを展開する『サワコの朝』(MBS/TBS系ネット、毎週土曜7:30~)。12月24日は、人気脚本家の中園ミホが“ある女優”に言われた強烈なひと言や、大ヒットドラマの名ゼリフ誕生秘話について語った。

28歳で脚本家デビューを果たした中園は、ラブストーリー、お仕事モノ、医療ドラマ、そして2018年度の大河ドラマも担当するなど、幅広いジャンルの作品を手掛けている。これまで、数々のヒット作を世に送り出してきたが「脚本を直せ」と言われるのは日常茶飯事だとか。「“こんなセリフ言えない”と言われて夜中に呼び出されたことがある」と、キャストからダメ出しされた過去を語った。

また、“ある女優”から「あなたの代わりはいくらでもいるけど、私の代わりは私しかいないのよ」と言われたというエピソードも告白。そんなことを言うイメージが無い人の意外な一面を見た中園は「本性を見たなと思ってうれしくなった」と、当時を懐かしそうに振り返った。ちなみに、今ではその女優と仲良しだとか。

中園の最近のヒット作といえば、米倉涼子主演の『ドクターX~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系列)シリーズだが、米倉ふんする主人公・未知子の決めゼリフ「私、失敗しないので」は、ロンドン五輪で金メダルを獲得した女子柔道・松本薫の一言がヒントに。たまたま夜中につけたテレビで、インタビュアーの松岡修造から「失敗は考えなかった?」と聞かれた松本の「私、ミスはしないので」という言葉が、あの名ゼリフ誕生のきっかけになったらしい。

「私、しびれちゃって。きっと血ヘド吐くような練習をしただろうし、ケガもなさったと思うし、好きな男の人ができてもそっちに行っちゃいけないとか、そういうことが全部詰まった言葉だなって。もし、彼女の映像を見ていなかったら、無口な外科医だったかもしれない(笑)」と、大門未知子という個性的なキャラの誕生秘話を披露した。

脚本家になる前は、プロの占い師として活躍していた中園。アガワの未来を占ってみたところ、どうやら結婚運が高まっているらしく「来年(2017年)の5月ですね」と。それを聞いたアガワは「放送しないで(笑)」と苦笑いしていた。

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