松たか子「ニヤニヤする」満島ひかり、高橋一生、松田龍平と新ドラマで共同生活

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女優の松たか子が、2017年1月スタートの新ドラマ『カルテット』(TBS系列、毎週火曜22:00~)で主演を務め、満島ひかり高橋一生松田龍平と共演することがわかった。

本作は、『Mother』『Woman』(日本テレビ系)、『最高の離婚』(フジテレビ系列)など、数々のヒット作を手がけた、人間ドラマの名手・坂元裕二の完全オリジナル作品。冬の軽井沢を舞台に、偶然出会い、カルテット(弦楽四重奏)を組んで共同生活を送ることになった4人の30代男女。恋、涙、笑い、秘密、嘘が入り乱れる中、全員片思い、全員秘密だらけという彼らの一方通行な人間模様が描かれる、大人のラブストーリー×ヒューマンサスペンスとなっている。

主人公・巻真紀(まき・まき)を演じるのは、2012年放送の日曜劇場『運命の人』以来、5年ぶりの連続ドラマ出演となる松。カルテットで第一ヴァイオリンを担当する真紀は、家庭があるため普段は都内で生活し、週末のみ演奏のために軽井沢へと通っている。極端なネガティブ思考で自ら主張することは少なく、他のメンバーたちに比べ一歩引いた存在。しかし、時折核心に触れる発言をするなど、捉えどころのない役どころだ。

また満島が演じるのは、チェリストの世吹(せぶき)すずめ。マイペースでのんびり屋、無職のすずめは、司の祖父が所有する軽井沢の別荘に住み着いており、基本的には寝て過ごしているが、一度チェロを手に取ると人が変わったようになる。そんなすずめがカルテットに加わったのは、ある目的があった。

ヴィオラ奏者・家森諭高(いえもり・ゆたか)役には、高橋が決定。TBSのドラマには2014年の『ペテロの葬列』以来の出演で、映画『シン・ゴジラ』での好演も記憶に新しい高橋は、妙に理屈っぽく自己のこだわりが満載の、一風変わった男を演じる。

そして、第2ヴァイオリン奏者・別府司(べっぷ・つかさ)を演じるのは、今回がTBSドラマ初出演となる松田。音楽一家に生まれ、会社員をしながらヴァイオリンを弾いている司は、4人の中で唯一ほかの人物と冷静にコミュニケーションを取ることができるリーダー的存在だ。カルテットの活動拠点として、祖父が所有する別荘を提供する。一見、何不自由ない生活を送っているように見える司にも、誰にも言えない秘密があった。松ら4人と、制作スタッフのコメントは以下の通り。

<松たか子>
ラブ・サスペンス、ラブ・サスペンス、ラブ・サスペンス……と繰り返し呟いていると何だかニヤニヤしてしまう、若干自覚のない私ですが、こんなに魅力的なスタッフ・キャストとこの冬を過ごせるのが本当に楽しみです。

<満島ひかり>
佐野プロデューサーが「いつか坂元さんの脚本で一緒にドラマを作るのが夢です」と語ってくれたのは、4年ほど前のこと。松さんとのタイミングを合わせ、松田さんや高橋さんがやってきて、「楽しくなりそうだ、ワクワクするな」と思っていたら、“弦楽四重奏”ですとっ! 私はチェロ弾きの役ですが、正直大変です。あと3年は練習したいし、どんなことになるのかは未知です。ですが、ドラマを見た方が何だか癒される作品になればと思います。大好きな坂元さんの脚本と面白い先輩たちに囲まれて、始まる前の今が一番幸せかもしれません。

<高橋一生>
オファーをいただいたときは「やったー!」という思いでした。諭高はいわゆる変わった男ですが、彼の中にルールがあって、そのルールに沿っているだけ。「変人なのだ」というカテゴリーには飛ばないよう演じようと思います。何よりせっかくこのような4人が集ったので、変に頭の中で役作りをせず、みなさんの出方や現場の雰囲気を見て役に入り込んでいければと思います。台本を読み、人間というのはかくも滑稽で、かくも愛しいんだなというのを非常に感じました。画面を通して「人間ってとても愛すべき存在なんだ」と思っていただけると嬉しいです。

<松田龍平>
ちょっと変わった3人と弦楽四重奏を始めることになりました。秘密がありそうな4人が、これからどんなカルテットになって行くのか楽しみです。ヴァイオリンは初めてなので頑張ります。

<チーフプロデュース/演出・土井裕泰>
恋愛、結婚、親子、叶わなかった夢……。30代の男女4人の人生についての本音と嘘が交錯する、ちょっと滑稽でやがてほろ苦い、そんな大人のドラマです。舞台は冬の軽井沢ですが、坂元さんの脚本と4人の役者たちの熱いコラボレーションをご期待ください。

<プロデュース・佐野亜裕美>
人生には三つの坂がある。上り坂、下り坂、そして“まさか”。これが、このドラマの重要なモチーフです。素晴らしい4人の俳優陣と、坂元裕二さんとお仕事をするのを夢見てから今日まで、4年かかりました。最初は、まさか実現すると思っていませんでした。この“まさか”が、どんな化学反応を生むのか。これからどんな“まさか”が待ち受けているのか。私自身、誰よりも楽しみにしています。まるで人生のような、甘くてほろ苦い大人のラブ・サスペンスをお届けします。

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