菅野美穂主演『砂の塔』セレブ主婦たちを縛るタワマンルールがヤバすぎる

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菅野美穂主演の新ドラマ『砂の塔~知りすぎた隣人』(TBS系列、毎週金曜22:00~)が、10月14日に15分拡大でスタート。

本作は、50階建ての超高層タワーマンションに家族で越してきた主婦・高野亜紀(菅野)が、プライドや虚栄心、嫉妬といった闇の感情を持った住人たちの“闇”を巧みに操る隣人・佐々木弓子(松嶋菜々子)に緻密なシナリオで孤立させられていく中、同時に連続誘拐事件が起きるという、完全オリジナルドラマ。プロデューサーいわく、取材含め3年もの年月をかけて丹念に練り上げてきた緻密なプロット、女性の共感ポイントが満載の世界観だという。

本作には、タワーマンションに住むセレブ主婦が作ったさまざまなローカルルールが登場。その一例が、住んでいる階層によってエレベーターの場所が違い、小学生同士でさえも低層階の住人が高層階の住人に見下されてしまう「フロア差別」、1回5000円と高額だが、参加しないと村八分にされてしまう「地獄のランチ」、子どもたちの成長のためという名目ながら、実は母親たちの“見栄の展示会”である「強制ハロウィン」だ。菅野が「端から見ると笑ってしまうような話が盛り込まれています」と語るように、見どころの一つとなっている。このほか、「ゴミ出しにも正装」「園バスは学費の順に並ぶ」といった、外部から見るとどう考えても“変”なルールがあり、住民を縛っているという。

第1話では、下町の商店街出身で夫も普通のサラリーマンである亜紀が、プライドや虚栄心にまみれた彼女たちに振り回されながらも、子ども達が新たな環境で浮いてしまわないため、新生活に馴染もうと奮闘する姿、唯一心を許せる存在となる弓子の出会い、また長らく会っていなかった年下の幼馴染・生方航平(岩田剛典・EXILE/三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBE)との再会などが描かれる。

[第1話あらすじ]タワーマンションに家族で引っ越し、戸惑いながらもタワマン生活に馴染もうとする亜紀は、ある日、上の階に引っ越してきたばかりだという弓子と出会う。夫は海外赴任で子どもはおらず、自宅でフラワーアレンジメント教室を開いている本物のセレブだ。優雅で上品な容姿にも関わらず、全く偉ぶることのない弓子に、亜紀は心を許し、幼い娘を連れて自宅を訪ねるようになる。

その頃、連続幼児失踪事件=通称「ハーメルン事件」が世間を騒がせていた。警察の捜査を嘲笑うように次々と幼児が失踪するが、誘拐犯の手がかりは一切見つからない。ただ一つ、失踪現場に必ず残されている一輪の花、黄色いカーネーションを除いては。

警察の捜査が行き詰まる中、ベテラン刑事・荒又(光石研)は、失踪した子の親の裏事情を知ったことで、「犯人は、子育てを疎かにしていた母親の子どもを狙っているのでは。犯人の狙いは、“愚かな母親たちへの断罪”なのでは」というある推理に辿り着く。

一方、豪華な服を纏い、日々すました笑顔を浮かべているタワマンの母親たち。しかし彼女たちには、それぞれ人には言えない秘密があった……。

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