9月25日（日）放送の『情熱大陸』（MBS／TBS系ネット、毎週日曜23:00～）は、デザイナーのスズキタカユキに密着。

BUMP OF CHICKENやゆずをはじめ、映画やミュージックビデオ、舞台などで数々の有名アーティストの衣装を手掛けるデザイナー、スズキ。自身の名前を冠したブランド「suzuki takayuki」は、表参道にアトリエを構えるものの実店舗はなく、限られたセレクトショップとネット販売のみ。吉田羊、蒼井優など芸能界にもスズキを支持するファンが多く、都内のセレクトショップは常に品切れ状態となっている。

スズキの服は、一見シンプルな白シャツに見えるが、内側は着る人の体のラインに合わせて仕立ててあり、「気持ちが良い」と評判だ。流行やトレンドを追い求めるのではなく、着る人の人生に寄り添い長く愛される服作りを目指しており、ボタンや糸など細部にまで徹底的にこだわった作りになっている。

「ファッションが必ずしも最先端でなくてはならない時代はもう違う。もっと本質的、普遍的なものがあっても良いのではないか」と語るスズキは、昨年、北海道・根室に移住した。

番組では、大自然の中でアーティストの妻と穏やかな暮らしを営む一方、東京、京都、金沢と全国を駆け回って精力的に創作活動を続ける姿に密着。さらに海を越え、経済成長著しい東南アジア最大の国・インドネシアで、地元のアパレルメーカーと共に新ブランドを立ち上げるという、新たな挑戦の模様も伝える。縫製工場の職人と共にインドネシア女性のための洋服を仕上げ、ファッションの新しい可能性を追求する“仕立て屋”の大きな背中を追った。