正体は広末涼子!向井理主演『神の舌を持つ男』謎の温泉芸者役が明らかに

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女優の広末涼子が、向井理主演の連続ドラマ『神の舌を持つ男』(TBS系列、毎週金曜22:00~)に登場する謎の女性・ミヤビを演じていることがわかった。

堤幸彦演出の本作は、一台のボロ車に乗った3人の男女が、謎の温泉芸者・ミヤビを探し求めて全国の秘湯と呼ばれる温泉地を旅するコミカルミステリー。向井演じる、舐めたものの成分が何でもわかるという“絶対舌感”を持つ蘭丸は、木村文乃演じる、蘭丸に惚れている古物商・光、佐藤二朗演じる謎の人物・寛治と共に、行く先々で出遭う事件の謎解きをする。

蘭丸がミヤビを追っているのは、祖父・平助(火野正平)の通夜での出来事がきっかけ。“絶対舌感”を持つ蘭丸は、唾液や胃液に含まれる成分も分かってしまうため、女性とキスすることはもちろん、恋すらもできないはずだった。ところが、通夜の場でミヤビと接吻した蘭丸の脳には幸福が広がり、何の成分も浮かばなかった。精神年齢が低い蘭丸は「なぜミヤビには何も感じなかったのか? きっと愛に違いない」と思い込み、それを確かめるためにミヤビを追い、温泉場を巡っているのだった。

これまで、ミヤビの詳細な人物像は明らかになっておらず、ドラマのエンドロールで流れる出演者テロップにも「ミヤビ ひ?み?つ?」という文言のみ。そのため、ドラマスタート当初から「ミヤビ役は誰?」「蘭丸にキスをするあの輪郭はもしや……?」など、ネット上ではさまざまな憶測が飛び交っていた。そんなミヤビを演じる広末は、「堤ワールド全開な作品に、謎の女というネーミングの面白い役で出演させていただきとても光栄です。ミステリアスで魅惑的なミヤビ役を、楽しんで演じさせていただきました。これからの展開にもご期待ください!!」とアピール。

また、堤と広末は、2002年7月クールの金曜ドラマ『愛なんていらねえよ、夏』でタッグを組み、その翌年に公開された映画『恋愛寫眞』では広末が主演を務めた仲。今回は、2013年7月クール『スターマン・この星の恋』(フジテレビ系列)以来のタッグとなる。

台本の段階で「魔性の美貌で、行く先々でありとあらゆる男たちをその色香に惑わす。その実、聖女であるか悪女であるか、まったく正体不明の温泉芸者であり、同時に蘭丸の運命の女性」という非常にハードルの高い設定がなされていたミヤビ役。堤と共にさまざまな作品を手がけ、今作でもプロデューサーを務めている植田博樹は「このキャラクターを演じて万人の納得感が得られる女性は、この世界に広末涼子さん、ただ一人だと思います。その設定を現実のものにし、その上数話は顔出ししないという堤監督の演出意図は、広末さんと堤監督の永年の信頼関係のなせる奇跡だと思います」と自信を見せている。

広末が登場するのは、7月29日放送の第4話。蘭丸がミヤビを追うことになった経緯や、蘭丸と寛治の出会いが明らかになる。