マツコ、ついにフードファイト参戦!?あの大食い女王と引き分け

公開: 更新:

日常に潜む様々な“知らない世界”に精通したゲストが登場し、マツコ・デラックスにその魅力をプレゼンする番組『マツコの知らない世界』(TBS系列、毎週火曜20:57~)。5月3日は、豪華2本立ての2時間スペシャル(19:56~)。現役フードファイターの小林尊さん(38歳)と元祖大食い女王の赤阪尊子さん(61歳)が、知られざる「大食いの世界」を案内した。

■伝説のフードファイターが集結
1年ぶりの番組出演となるフードファイターの小林さんが、大食い界のレジェンド・赤阪さんを連れてスタジオにやってきた。22歳のデビュー以来、端正なルックスと圧倒的な大食い能力で“大食い界のプリンス”と呼ばれた小林さんは「餃子35個を36秒」「ステーキ17枚(4250g)を15分」「カレー13皿(6370g)を6分6秒」などの伝説的な記録に加え、ネイサンズ国際ホットドッグ早食い選手権6連覇という偉業を達成した世界一の現役フードファイター。現在はNYに在住していて、アメリカで最も有名な日本人と呼ばれている。

一方の赤阪も「ラーメン15杯を60分」「寿司62皿を30分」「わんこそば470杯を30分」という驚異的な記録を持ち、テレビ東京の名物番組「TVチャンピオン」の大食い対決で5回優勝。現在は保険の外交員を退職し、年金暮らし。ちなみに、中学時代に家事全般を任されたストレスが原因で大食いになったとか。

さらに、ジャイアント白田さん(37歳)をはじめ、新井和響さん(48歳)、マイケル高橋さん(38歳)といった、大食い界のヒーローたちも集結した。


■大食いスターたちの仰天エピソード
フードファイターのタイプは、大きく分けて2つ。“第1世代”は普段から大食い、“第2世代”は、普段あまり食べないという。マイケルさんは「3食食べないこともある」と、意外な食生活を語った。

食費にまつわるエピソードでは、新井さんが大食い全盛期の頃に月に25万円も使っていたことを告白。当時は実家に住んでいたため、なんとか生活できたとか。赤阪さんは月に10万円。そのうち、お米代は3万5千円で、ひと月に80kg買っていたらしい。

フードファイターにとって、最も大切なのは「胃の容量」。マイケルさんは胃を広げるために、水を5~6リットルぐらい飲み、白田さんは食べ物と水を半分ずつ摂取していたという。赤阪流トレーニングは米7合の雑炊。赤阪さんは「お米が増えていい」と語るが、マツコから「それ、節約じゃないの?」と突っ込まれ、照れ笑い。また、大食いバトル後はそれぞれ体に異変が出るそうで、内臓がみんな後ろに追いやられて背中が膨らんだり、顎やこめかみが痛くなるという。

■世代によって稼いだ額が違う
番組では、フードファイトで稼いだ金額ランキングが発表された。

1位)小林尊:1億円以上
2位)ジャイアント白田:5000万円以上
3位)新井和響:700万円
4位)赤阪尊子:500万円
4位)マイケル高橋:500万円

マツコは「小林、白田は恐ろしいわね」と仰天。女王・赤阪は驚くほど少なくて「ノーギャラの仕事も結構多かった」と、当時を振り返った。フードファイターの収入源は、大食い大会の賞金やテレビ・イベントの出演料、大食いチャレンジ店の賞金など。中でも、チャレンジメニューがあるお店とフードファイターの間では、激しい攻防戦が展開。成功しそうになると店が嫌がらせをしてくることがあり、某ステーキ屋さんではほぼ生肉を出されたり、時計に細工をして時間を早める店もあったという。

■大食いドリームマッチ
今回は、小林さん、新井さん、マイケルさん、白田さんの男性4人が「1分間 寿司早食い対決!」で激突。マツコは、「小林、白田の鼻っぱしを折ってもらいたい」とエールを送り、新井さんと高橋さんを応援。解説を担当する赤阪さんは「トップは小林さんのような気がする」と王道の予想をしながら、最終的には「やっぱり新井さんかなぁ」とプロの視点から勝者を推理。結果は、新井さん、マイケルさん、白田さんが26貫、小林さんが44貫。1貫あたり1.3秒のスピードで食べた小林さんが見事優勝した。

■マツコvs赤坂
赤阪さんからの挑戦状を受け取ったマツコが、カレーライス3皿の早食い対決に挑戦。500g×3皿を早く食べきったほうが勝ちとなる。マツコは「私は体がでかいだけで大食いの素質はない。でも、赤阪さんに言われたらやるしかないじゃない」と弱気な発言。しかし、解説の小林さんは「マツコさんは食べ方がきれいでテンポよく食べるし、飲み込む力が結構ある」と太鼓判を押した。勝負は、二人共同じスピードで平らげていき、ほぼ同時に完食。ビデオ判定の結果、引き分けに終わった。戦いを終えたマツコは「赤阪さんは61歳よ。すごいわ~」と脱帽。一方の赤阪さんも「マツコさんは強い!」と、名勝負を演じた相手の健闘を称えた。

この日は他に、世界91ヵ国で列車に乗った鉄道カメラマン・櫻井寛さんが「豪華列車の世界」を紹介した。

PICK UP