藤子不二雄Aら有名漫画家7名、黒木華主演『重版出来!』劇中漫画を描き下ろし

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黒木華主演で4月12日(火)にスタートする、コミック雑誌編集部が舞台の新ドラマ『重版出来!』(TBS系列、毎週火曜22:00、初回は15分拡大スペシャル)。この度、藤子不二雄Aなど人気漫画家7名が、ドラマの小道具として使われる劇中漫画を描き下ろすことがわかった。

本作は、2014年日本経済新聞「仕事マンガランキング」第1位を獲得した、松田奈緒子による同名コミック(小学館「月刊!スピリッツ」にて連載中)のドラマ化。黒木演じる週刊コミック誌の新人編集者・黒沢心(くろさわ・こころ)が、周囲を巻き込みながらライバル雑誌に勝つため奮闘する姿が描かれる“お仕事ヒューマン群像劇”となっている。

劇中には、架空の週刊誌や雑誌など、こだわり抜かれた小道具が登場。その中でも特に注目なのが、「忍者ハットリくん」「怪物くん」「笑ゥせぇるすまん」など多数の国民的漫画を生み出した藤子をはじめ、河合克敏(代表作「モンキーターン」「とめはねっ!鈴里高校書道部」)、村上たかし(代表作「星守る犬」「ぱじ」「青い鳥~わくらば~」)、のりつけ雅春(代表作「アフロ田中」シリーズ)、田中モトユキ(代表作「最強!都立あおい坂高校野球部」「BE BLUES!~青になれ~」)、ゆうきまさみ(代表作「鉄腕バーディー」「機動警察パトレイバー」)、新人作家・白川蟻んの計7名が手がける描き下ろし漫画だ。原作の松田が手がけたネームをもとに、それぞれ独自の世界観を膨らませて制作、贅沢な劇中漫画を描き上げたという。

また、漫画家役でドラマに登場するのは、三蔵山龍(みくらやま・りゅう)役の小日向文世、高畑一寸(たかはた・いっすん)役の滝藤賢一、成田メロンヌ(なりた・めろんぬ)役の要潤、中田伯(なかた・はく)役の永山絢斗ら。このほか、さまざまな豪華俳優が漫画家役としてキャスティングされている。7名の漫画家が、劇中のどの漫画家の作品を手がけるのかは、ドラマの中で判明する。さらに、各描き下ろし漫画は、放送後にドラマ公式サイトで公開する予定となっている。

この企画を聞いた黒木は「本作のために、こんな贅沢な方々に作品提供やオリジナル漫画を描いていただき有り難いです。楽しみにしています」と目を輝かせる。また、ゆうきは「楽しい経験でしたが、自分の原稿より緊張しました。このドラマには、原作者の松田さんが知っている、いろいろなタイプの漫画家が出てくると思いますので、その辺にリアリティがあるのではと思います。そこを楽しんでいただければ」と語っている。