マツコが相方「ムスコ・デラックス」と腹話術師デビュー いっこく堂と夢の共演

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日常に潜む様々な“知らない世界”に精通したゲストが登場し、マツコ・デラックスにその魅力をプレゼンする番組『マツコの知らない世界』(TBS系列、毎週火曜21:00)。3月15日放送の2時間スペシャルには、さまざまなジャンルの“神”が降臨。世界18ヵ国でショーを開催している腹話術師のいっこく堂さんは「腹話術の世界&神業テクニック」を紹介した。

■きっかけは婦人警官が実演した腹話術
19歳の時に、あるお笑いの大会でチャンピオンになったいっこく堂さんは、ものまねタレントとしてデビュー。その後、劇団「民藝」に入団し舞台俳優に。28歳の時、独学で腹話術の芸を習得した。「中学生の時に婦人警官の方がやっていた腹話術に魅せられてしまったんです。いったん熱は冷めたんですけど、昔好きだったことを思い出して図書館にあった『誰にも出来る腹話術』という本を借りて勉強しました」と、その経緯を語った。

■人形コレクション
スタジオには、いっこく堂さんが所有している30体の人形が登場。市川猿之助に憧れている「五川(いつかわ)猿の助」や、いっこく堂さんの子ども時代の「子いっこ君」と50年後の自分の姿である「いっこく老」、西荻窪の人形師が作った「吉助氏(きちじょうじ)」など、ユニークなキャラクターが勢ぞろい。コレクション中にはマツコの人形も……!?

人形の仕掛けは指で動かすシンプルなものだけではなく、3本の糸で目と口を操る複雑なものもあり、それを発声しながら操作するため高度なテクニックが必要。マツコは「婦人警官の方たちは、すごいことやってたのね」と感心していた。人形の気になる値段は7~8万円台から国産車が買えるレベルのものまでピンキリだとか。

■腹話術の常識を覆す神業
先に口を動かして後から声が聞こえる「衛星中継」は、いっこく堂さんのおなじみの持ちネタ。「こんにちは」の口の動きを行い、地声で口を閉じながら「こんにちは」と言う。そして、口の動きと声を連続で行うという方法。その他、腹話術の発声で難しいのは、マ行バ行パ行。舌を唇の裏に当てて破裂音を出すのがコツだとか。「世界的にものまねを腹話術に取り入れたのは僕が最初」と語るいっこく堂さんは、谷村新司「昴」と秋川雅史「千の風になって」をスタジオで熱唱した。

■腹話術が上手くなるテクニックを大公開
まずは高い声を出す。この時に口が動いても構わないとか。そして、口を2~3mmほど開けて微笑みながら発声。割り箸を口に挟んで発声する練習法も効果的。この教えで腹話術をマスターした(?)マツコは、いっこく堂さんと夢の共演。「ムスコ・デラックス」人形という相方とともに観客の前で腹話術を初披露。「難しいけど、すごく楽しい」とうれしそうに語った。

この日は他に、純喫茶を愛する難波里奈さんが俳優の石井正則さんと「純喫茶の世界」を、休日は開店前からゲームセンターに並んでいるというOL・おくむらなつこさんは「体感ゲームの世界」を案内した。

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