マツコの知らない「ミニチュアの世界」が想像以上にスゴかった

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日常に潜む様々な“知らない世界”に精通したゲストが登場し、マツコ・デラックスにその魅力をプレゼンする番組『マツコの知らない世界』(TBS系列、毎週火曜21:00)。2月16日は、1万点以上のコレクションを誇る星南子(60)さんが「ミニチュアの世界」を案内した。

■ミニチュア好きが高じてお店を開業
現在、60歳の星南子(ほしみなこ)さんは独身。1984年に結婚して鎌倉でレストランを経営していたが、2013年に離婚したとか。ミニチュアに興味を持ち始めたのは幼少期。父親の影響だったらしい。以来、ミニチュアの世界にハマった星さんは、2年前の2014年にミニチュア専門店「イクスタン」(鎌倉駅前・丸七商店街)を出店。多くのファンに愛されている。お店のミニチュアは全部手作り。スタジオに並んださまざまな商品を見るマツコだが「ごめんなさい、まだちょっとミニチュアのかわいさや魅力が分からない……」と、この時点での本音を吐露した。

■コレクションのきっかけはお酒!?
星さんのミニチュアコレクションは1万点以上。収集を始めたきっかけは「父親が集めていたお酒のミニチュアボトルです」と。約2000本以上のボトルを目の前にしたマツコは「さすがに全部並べると圧巻ね」と驚嘆。中でも、日本酒のミニチュアに興味を示していた。ちなみに「レミーマルタン ルイ13世」のミニチュアボトルは、査定価格25万円だとか。

■実際に使える、機能を残した真のミニチュア
「SHARANシリーズ」
2000年発売。50年代から70年代のカメラを1/2サイズで復刻。発売当時の価格は2~3万円程度だったとか。フィルムも専用の物がある。実物を手にしたマツコは「よく出来てるけど、使うことには向かないわよね」と。すると、星さんは「使わないとしても使えることに価値があるんです。自分の手元に置けるし、場所も取らない」とアピール。

「ミニチュア・ココット・ヒストリーコレクション」(9720円・税込)
2015年に、ル・クルーゼ創立90周年を記念して製作した限定品。かなり小さいが、電子レンジやオーブンで使うことができる。

■ミニチュアを始めたい人におすすめの人気シリーズ
「思い出の高校生活」シリーズ(各500円・税抜)
学生時代がよみがえる郷愁を誘うコレクション。“高校生活”編では修学旅行のお土産まで細かく再現されていて、マツコも「くだらないけど素晴らしい」と感動。星さんも「だから何なんだという感じがいいんです」と。

「じいちゃん ばあちゃん家」シリーズ(各500円・税抜)
田舎の祖父母の家でよく見る光景をミニチュア化。お盆の上にある栗まんじゅう、茶筒、花柄模様のポット、赤べこ……最初は全然興味がない様子だったマツコも思わず「これ、買い取ろうかな」と、ミニチュアの世界に一歩足を踏み入れた!?

他にも、「お気に入りの文房具」シリーズ(※現在は発売されていない)、「みんなの音楽室」シリーズ(各350円・税抜)が登場した。

■ミニチュア界の神様・田中智
最先端ミニチュアアーティストとして活躍している田中哲(36)さんの作品は、星さんも大好きだとか。自身の誕生日に息子がプレゼントしてくれた本「田中哲のミニチュアワーク」(学研)を読んで気に入ったという。まるでパン屋さんのワンコーナーが飛び出したような「ハードブレッドディスプレイ」や「小さな隠れ家」「クリスマスケーキセット」など、細部にこだわった世界観は本物以上にリアル。スタジオに登場した「ガーデンキッチンスタジオ」ではガスの炎も見事に表現されていて、マツコも「これはレベルが違うわね」と感心した。

■誰でも作れるミニチュア花束
番組の最後に、星さんからマツコへ花束のプレゼントが。もちろん、これもミニチュアで、1本20~50円の花を自由に組み合わせて作ることができるという。「これ、かわいい~」と、すっかりミニチュアの世界にハマった様子のマツコは「こういう風な環境で暮らしたい。こういうものが欲しいと思っても、なかなか上手くいかないのが現実。それを、ちょっとずつ一角を使って実現するものとして、ミニチュアはアリなのかも」と感想を語ったが、星さんは「それ、病んでる人ですよね(笑)」と、身も蓋もない強烈なひと言を浴びせていた。


この日は他に、2000店舗以上のポテトサラダを食べてきた“ポテサラ男爵”石橋清一さん(52)が「ポテトサラダの世界」を紹介した。

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