女優の黒木華が、4月スタートの新ドラマ『重版出来！』（TBS系列、毎週火曜22:00）で連続ドラマ初主演を果たすことがわかった。
本作は、2014年日本経済新聞「仕事マンガランキング」第1位を獲得した、松田奈緒子による同名コミック（小学館「月刊！スピリッツ」にて連載中）のドラマ化。「仕事する女性って、カッコいい。生きるって、素晴らしい」をテーマに、週刊コミック誌の新人編集者が、編集部員、漫画家のみならず、営業や書店スタッフを巻き込みながら、ライバル雑誌に勝つため奮闘する姿が描かれる。
日本アカデミー賞はじめ数々の主要映画賞で新人賞や助演女優賞を受賞したほか、2015年の日曜劇場『天皇の料理番』では、佐藤健演じる主人公の糟糠の妻を演じ、日本中の涙を誘った黒木。現在はNHK大河ドラマ『真田丸』で抜群の存在感を発揮しており、連ドラ初主演となる本作では、週刊コミック誌「週刊バイブス」編集部の新人編集者・黒沢心（くろさわ・こころ）役に挑戦する。柔道の元日本代表選手候補ながら怪我で選手生命を絶たれてしまった心は、持ち前の人間力と勝負強さで出版社に入社。常に前向きで、思ったことははっきりと意見するが、“気が強い”というよりは“心が強い”人間。漫画家と正面からぶつかりあった後には、一人でこっそり泣くような一面も。編集部内では「小熊」というあだ名をつけられ早々に女性扱いされなくなるが、実はキラキラした恋愛に憧れており、「花より男子」を愛読するという“女子”な心も持ち合せている。
また、黒沢の指導役で、頼れるクールな先輩・五百旗頭敬（いおきべ・けい）役には、日本のみならず国際映画祭でも数々の賞を受賞しているオダギリジョーが、コミック営業部担当の小泉純（こいずみ・じゅん）役には坂口健太郎が、「週刊バイブス」編集長・和田靖樹（わだ・やすき）役には松重豊が、それぞれ決定。そのほか、編集部員役に安田顕、荒川良々、出版社の清掃員（？）役には高田純次が決定している。そのほか、さまざまな事情を抱える漫画家役に小日向文世、滝藤賢一、要潤、永山絢斗、漫画家のアシスタント役にムロツヨシと、豪華な面々が揃った。
原作を読んだ黒木は「登場人物がみんな魅力的。それぞれの仕事に対する姿勢や、人間同士のドラマに感動しました。こんなに素敵な原作を、こんなに魅力的なキャストの皆さんと演じられるなんて、とても幸せです。原作の心ちゃんに負けないよう、胆大心小頑張ります」と意気込みを語る。東仲恵吾プロデューサーは「心は新人ながら、持ち前の“人間力”を発揮して仕事に奮闘します。そんな“人間力”を持つ人を考えた時、真っ先に黒木さんが思いつきました」と起用理由を明かす。また「編集部、漫画家役にも、旬で多忙な個性派俳優の方々が奇跡的に揃いました。超豪華なキャストが見せるテレビドラマらしい芝居の掛け合いを、是非楽しみにしていてください。働く人が“明日からも頑張ろう”と思えるような、エンタテインメントの全てが詰まった、笑って泣ける極上の作品をお届けします」とPRしている。
