綾瀬はるか『わたしを離さないで』劇中で流れる“あの曲”のアーティストが判明

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綾瀬はるか主演の連続ドラマ『わたしを離さないで』(TBS系列、毎週金曜22:00)。モデルやアーティストとして活躍中のジュリア・ショートリードが歌う劇中歌「Never Let Me Go」が、本日よりiTunesにて急遽配信されたことがわかった。

本作は、英国のベストセラー作家カズオ・イシグロが2005年に発表、同国内で100万部を超える大ヒットとなった同名小説を、舞台をイギリスから日本に置き換えてドラマ化。世間から隔離された施設で“良質”な教育を受けてきた3人の子どもが、ある日、生まれながらにある使命を与えられた“特別な子ども”であると教えられる。自らの“本当の運命”を知った3人が絆を求め、人を愛することで生きる希望を得ようとする、愛情、友情、絶望、希望、生と愛が絡み合うヒューマンラブストーリーとなっている。

儚く胸に訴えかけてくる流麗なメロディーが印象的な「Never Let Me Go」は、ジュリア作詞、やまだ豊作曲で、このドラマのために書き下ろされた1曲。第1話に登場した、幼少期の恭子(鈴木梨央)と友彦(中川翼)のダンスシーンなどで使用され、静謐な物語に深みを与えた。しかし、当初は詳細が明かされておらず、TBSには視聴者より「“あの曲”を歌っている歌手は誰なのか?」「曲のタイトルは?」といった問い合わせが殺到。今回、そんな多くのリクエストに応え、フルバージョンが配信されることになったという。

カナダ人の父と日本人の母を持つジュリアは、上京後、モデル活動と並行しながらオリジナルの楽曲制作を行い、2010年より本格的な音楽活動をスタート。以来、「ネスカフェ」「小田急電鉄」といったさまざまなCMで歌唱を担当。昨年公開されたカンヌ国際映画祭では映画「海街diary」で劇伴を歌唱したほか、アニメ「東京喰種トーキョーグール」で挿入歌を担当するなど、さまざまな活躍を見せている。

同曲について、ジュリアは「物語の世界観を表した切ないラブソング」と表現。さらに「普段は誰にも弱さを見せない凛とした強い女性が、愛する人の前では溢れる想いをすべて伝えたり、理性と感情がコントロールできなくなったりする、生々しく人間らしい感情を意識して歌いました。問い合わせが多いと伺っていますが、やまださんの美しい旋律が耳に残るのも大きな要因だと思います。綾瀬さん演じる恭子にとって大切な曲なので、これからも色々な場面で流れていくと思います」と語っている。

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