「ゲス会の女王」女性の不倫描くストーリー、TBS連ドラ・シナリオ大賞佳作に決定

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次世代の脚本家を発掘、育成するためにTBSが開催している「第5回 TBS連ドラ・シナリオ大賞」の大賞と佳作受賞者が決定し、22日、同局で受賞式が行われた。

TBSの現役ドラマプロデューサー陣が審査員を務める同大賞も、今回で5回目。834通もの応募の中から約4ヶ月に渡る審査を経て大賞に選ばれたのは、タイムスリップした青年の人生を描いた「ライフ・タイム・ライン」(自営業・目黒啓太さん)。また佳作には、既婚女性たちの不倫劇を描いた「ゲス会の女王」(フリー編集者兼ライター・井本智恵子さん)と、あらゆる事象を脳内でデータ化し、予測や分析ができる女性警部補の活躍を描いた「ゲンザイ」(主婦・田中徳恵さん)が決定した。

審査員代表の十二竜也ドラマ制作部長から、賞状と賞金200万円を受け取った目黒さんは「まだ受賞の実感がありません。今回の受賞が、自分をどこに連れて行ってくれるのかまだわかりませんが、1本でも多く、人々に届くような作品を世に出していけるよう精進していければ」とコメント。

また、出版社に勤務していた3年前、TBS作品のノベライズ制作に携わっていたという井本さんは「あの時から脚本に興味を持ち、もう一度TBSに“戻って”こられたらという気持ちでやってきた。思いが届いて嬉しいです」と、田中さんは「TBSドラマを制作されている方々に選んでいただけるのは大変誇りに思います。これからスタートする勉強会では、私がどんな作品を書けるのかをどんどん出していきたいと思います」と、それぞれ飛躍を誓っていた。

このほか、木村涼子さんの 「マイ サラダ デイズ~砥川汁は切なさを隠し味にして~」、松井健太郎さんの「ハサミの価値」、三宅大介さんの「目利きの虎」、宮本勇人さんの「久保らの歩く道」、吉田香織さんの「18禁」が入選した。

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