ミュージカル界のプリンス・井上芳雄、綾瀬はるか主演『わたしを離さないで』に出演

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ミュージカル界のプリンス・井上芳雄が、綾瀬はるか主演の連続ドラマ『わたしを離さないで』(TBS系列、毎週金曜22:00)に出演することがわかった。

本作は、英国のベストセラー作家カズオ・イシグロが2005年に発表、同国内で100万部を超える大ヒットとなった同名小説を、舞台をイギリスから日本に置き換えてドラマ化。世間から隔離された施設で“良質”な教育を受けてきた3人の子どもが、ある日、生まれながらにある使命を与えられた“特別な子ども”であると教えられる。自らの“本当の運命”を知った3人が絆を求め、人を愛することで生きる希望を得ようとする、愛情、友情、絶望、希望、生と愛が絡み合うヒューマンラブストーリーとなっている。

第1話では、恭子(綾瀬/幼少期・鈴木梨央)、友彦(三浦春馬/幼少期・中川翼)、美和(水川あさみ/幼少期・瑞城さくら)たちが“他人に自らの臓器を提供するために創り出された存在”ということが明らかになった。自身の過酷な使命を知った彼らは、その運命のすべてを知らされないままに成長、やがて生まれ育った陽光学苑を卒業していく。そして生活の場を「コテージ」と呼ばれる一軒家に移し、自分たちと同じく“提供者”となる先輩住人たちと共同生活をおくる中で、学苑では教えられなかった自分たちの進むべき道を知ることになる。

現役大学生ながら2000年にミュージカル「エリザベート」でデビューして以来、舞台・ミュージカルを中心に活躍、現在「ミュージカル界のプリンス」と呼ばれるほどの人気を集めている井上が演じるのは、コテージのリーダー的存在の立花浩介役。コテージでは、カップルとなった友彦と美和の行動や、美和の言動に振り回され、恭子が次第にコテージで孤独を深めていく。浩介は、3人のいびつな関係を察し、閉じていく恭子の心に気付く。浩介の存在が、恭子、友彦、美和の関係に新たな波紋を生み出す。

井上は「普段は舞台が多く、長期間ドラマに出られる機会が少ないので、一部分だけでも参加させていただけるというお話をいただいた時は嬉しかったです。ただ面白いだけの話ではなく“これが自分だったら”と考えた時に、そこからの日常が変わってしまうぐらい力のある作品だと思います。そんな作品を連続ドラマで描くことは、とても意義があると思うので、浩介という役が、視聴者の方々が何かを考えるきっかけになれば嬉しいです」とコメントを寄せている。

井上が出演するのは、2月5日(金)に放送される第4話から。また、同じくコテージの住人として、白羽ゆり、阿部進之介、川村陽介、松岡恵望子が、コテージの管理人として梶原善がそれぞれ出演することも発表されている。

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