「国境なき医師団」リーダーは39歳女性…世界最大級の難民キャンプで闘う姿を追う

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1月3日(日)24時放送の『情熱大陸』(MBS/TBS系ネット)では、「国境なき医師団(MSF)」の統括リーダーを務める看護師・大滝潤子(39歳)に密着する。

2014年、エボラ出血熱のアウトブレイクで世界中が震撼したことが記憶に新しいが、その最前線で命懸けの治療にあたっていたのが大滝だ。高校生の頃、海外で経験したボランティア活動をきっかけにこの道を志し、日本で看護師としての経験を積んだ。そして語学留学後、2012年より「国境なき医師団」に参加している。

2015年、ヨーロッパに流入する多くのシリア難民の姿がクローズアップされたが、同じ頃、大滝はアフリカ・タンザニアにあるニャルグス難民キャンプにいた。シリア難民のニュースに隠れ、あまり存在が知られていない場所だが、コンゴやブルンジの内戦を逃れた人々が毎日数百人単位で訪れており、今や16万人を超える世界最大の難民キャンプとなっているのだ。

この地で、看護師としてではなく医師団の統括リーダーとして陣頭指揮に当たる大滝の姿に番組が密着。世界各国から集まった医師や看護師、薬剤師の配置から医療技術支援、移動病院の管理に栄養リハビリテーションの指導。さらに、現地の保健担当局との協力や国際支援団体との交渉まで、すべての任務を英語でこなしチームを統率していくという、これまでの経験とは全く異なる動きをしなければならない。

日本のテレビカメラはほとんど入ったことがないと言われるこの地で、今一体何が起きているのか。難民キャンプの最前線をひた走る大滝の姿を追う。

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