嵐・二宮和也、年末ドラマ『赤めだか』は「見なくても良い」?

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12月28日(月)21時より放送される年末スペシャルドラマ『赤めだか』(TBS系列)の完成披露特別試写会が、24日に東京・国立演芸場にて行われ、主演の二宮和也をはじめ、ビートたけし濱田岳、宮川大輔、北村有起哉、笑福亭鶴瓶、立川談春が出席した。

同作は、2011年にこの世を去った伝説の落語家・立川談志の人柄とその一門を、談春が弟子目線で描いた同名小説が原作。17歳の談春が、天才、異端児と言われた談志のもとに弟子入りし、新聞配達をしながら生計を立て、弟子仲間たちと苦楽を共にしながら成長する姿と、誰よりも落語を愛し、落語に挑み続けた談志の破天荒な生き様が、超豪華キャストで鮮やかに描かれる。

原作者の談春は、二宮が自身を演じたことについて「ドラマになると、私がニノになってしまいました(笑)。本当に申し訳ない」と冗談を交えて挨拶、二宮は「自分が出ているということを度外視しても楽しめる作品だった」と、ドラマの出来に手応えを感じている様子。談志役のたけしは、二宮同様「含蓄のある作品に仕上がった」と自信を見せるも、「談志さんは鬼才。あまりに落語が好きすぎて、客に愛されることを超えて、再度落語を教え直すというような人。談志さんを演じるのは、自分にとっては光栄なことだった。この役を演じて、いかに自分が勉強不足だったかを痛感した。談志さんにやや似ているねと言われれば御の字だと思って、一生懸命演じた」と謙虚に語った。。

また談春は「談志が弟子に対して“もっと勉強しなさい”と言っていた言葉の意味を聞いていなかったのですが、4年経ち、ビートたけしを通じて談志が“今なら言う。伝えたいことを”と言ってくれたことを幸せに思う」としみじみコメント。そして「ニノの世界や宮川さんの世界の方がもっと過酷で厳しいとは思うが、鶴瓶師匠が“落語家はこういう人種なんだということを残しておかないと。その作品に『赤めだか』を選ぶから頑張れ”と言ってくれたことにも感謝している。打倒、下町ロケット!」と感無量の様子で語った。

最後に、二宮は「ドラマを見ても見なくてもどっちでも良い。テレビをつけて、たまたまやっていたら見るくらいで。見た方が得するし、見なければ絶対に損する。放送時間にテレビをつけたらドラマがやっていて、見て感動するからこそドラマなんだと思う。その醍醐味をぜひ味わってほしい」と、視聴者にメッセージを送っていた。

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