『吉田類の酒場放浪記』小岩「菊乃家本店」女将が釣り上げた旬の魚が楽しめる店

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酒場詩人・吉田類が、酒場という聖地へ酒を求め、肴を求めさまよう番組『吉田類の酒場放浪記』(BS-TBS、毎週月曜21:00)。12月21日の放送回では、東京・小岩にある大衆酒場「菊乃家本店」を訪れた。

JR総武線・小岩駅北口を降り、ガードに沿って2、3分歩くと見えてくる「菊乃家本店」は、仕事帰りにふらっと寄れる大衆酒場だ。もつ焼きで創業したのが昭和31年なので、ほぼ還暦を迎えることになる。

店内には、外観からは想像できないほど長いカウンターが店の奥まで続いており、増築した空間にテーブル席を配置。二階には、宴会席も備えるという大箱だ。壁の「釣りコーナー」には、釣り名人と噂される女将の釣果が掲示されている。鮮度抜群の東京湾の旬の幸も、外せない逸品だ。

吉田は、酎ハイとお通しのおでんでスタート。まずは人気のもつ焼きをと、レバニンニク焼きを注文。そして、ちょうど釣り人が届けてくれたものをさばいた、新鮮なあじ刺。これには、新潟・菊水の辛口を冷やで合わせる。

さらに、女将が釣った白キスの天ぷら。油の量と温度にこだわった、本格的な料亭にも負けない一品だ。さらに、女将の釣果から冬のかわはぎ。夏のものと違う点は、肝があるということ。かわはぎちり鍋を楽しみながら、かわはぎ刺を贅沢に肝醤油で。吉田は、ひれ酒をちびりちびりとやりながら、冬の味覚を存分に堪能していた。

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