中谷美紀、藤木直人の罵倒は「心地良い」!?婚活ドラマで結婚できない女医役

公開: 更新:

女優の中谷美紀が、2016年4月よりスタートする新ドラマ『私 結婚できないんじゃなくて、しないんです』(TBS系列、毎週金曜22:00)の主演に決定。中谷がTBSドラマに出演するのは『JIN-仁-完結編』以来5年ぶり、主演を務めるのは15年ぶりとなる。

本作は、「夢をかなえるゾウ」、「LOVE理論」などの著書で知られる作家・水野敬也が、徹底した“男目線”による女性のための恋愛論を綴った恋愛マニュアル本「スパルタ婚活塾」を、オリジナルドラマとして脚色。晩婚化、非婚化が進む現代を舞台に、独身・容姿端麗・年収1500万の“上から目線”なアラフォーヒロインと、超ドSな毒舌恋愛スペシャリストが繰り広げる、スタイリッシュでリアルなスパルタラブコメディとなっている。

中谷が演じるのは、美容皮フ科のクリニックを開業する女医で、「自分は結婚しようと思えばいつでもできる!」と高をくくり、シングルライフを満喫しているヒロイン・橘みやび。女友達と訪れた割烹料理店で、超毒舌な店主から、自分が「“美人・キャリア・アラフォー”という三重苦を背負った“恋愛弱者”に陥っている」という受け入れがたい現実を突きつけられ憤るという役どころだ。

本作について、中谷は「私の人生そのものを言い当てているかのような物語。瞬く間に引き込まれ、抱腹絶倒しました。私も“結婚できないんじゃなくて、しないんです”と思っていたし、そう言い続けてきましたが、原作や台本を読んで“本当は私も結婚しないんじゃなくて、できないんじゃないだろうか?”と不安になりました」と胸中を告白。今回演じる役柄については「みやびは社会的には成功者かもしれませんが、愛犬と漫画、時折会う女友達とお節介焼きの母親が彼女の人生の全てです。5年間も恋人のいない彼女が、果たして女性としての幸せをつかむことができるのか。私も毒舌恋愛論に耳を傾け、みやびと共に女性としての魅力を磨きたいと思います」と気合を入れる。

また今回、普段は絶対にしないという女性らしい“男受け”ファッションにチャレンジしたという。「仕事に身を捧げ、頑張りすぎている女性たちが少しでも希望を持って下さるように、強烈な毒と少しのエロスを込めた、明るく愉快な作品を目指します」と目を輝かせる。

さらに共演には、藤木直人瀬戸康史大政絢徳井義実(チュートリアル)、夏木マリが決定。藤木が演じるのは、みやびが訪れる和風割烹料理店「とくら」の店主・十倉誠司。男前な雰囲気を漂わせているが、みやびの前に自称“恋愛アドバイザー”として立ちはだかり、「プレ更年期のうぬぼれ女ドクター」など“スパルタ恋愛術”という名の鋭いメスを突き立てる“俺様野郎”だ。十倉について、中谷は「世の女性たちは、はっきりと物申す、十倉のような男性を待っていたのかもしれません。藤木さんに罵倒されることがだんだん心地良くなって来ました」と語っている。

そして瀬戸は、みやびの営むクリニックに出入りするオーガニックカフェのデリバリースタッフで、愛らしいルックスと愛嬌の良さから“フェアリー男子”と称される橋本諒太郎役に決定。大政は、みやびのクリニックの看護師の一人で、精力的に婚活している野村梨花役。徳井は、みやびが高校時代に思いを寄せていた同級生で、久々の再会を機に再びみやびから恋愛対象にされる商社マン・桜井洋介役。そして、みやびの母・昭子を、中谷とは約20年ぶりの共演となる夏木が演じる。

『夜行観覧車』『Nのために』『マザーゲーム~彼女たちの階級~』などを手がけた新井順子プロデューサーによると、主人公のキャスティングで最もこだわったのは、“独身”であることだという。「リアリティを求めるには、役者も主人公と同じ条件にあるべきだと思いました。中谷さんは女性から見ても素敵で超絶美人、そして独身。これ以上の適役はいないと思いました。また、おっとりしたイメージの中谷さんが、プライドの高い“上から目線”の女医役をコミカルにやるとどうなるのだろうと、大変興味がありました」と起用理由を明かす。中谷については「食や美、芸術などに対する知識や考えが勉強になることばかり。どうしたらこんな風になれるのだろうと、日々感銘を受けます」と感激している様子。最後に「みやびは美しくパワフルで思わず応援したくなる、愛すべきキャラクターとなりました。ドラマを見るすべての方が元気になり、“ちょっとこの恋愛術を使ってみようかな”と思える、楽しいドラマを目指します」と意気込みを語っている。

PICK UP