ムロツヨシ「主演で呼んでくれる人が現れた」と感激 新ドラマで借金1千万円のダメ男役

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俳優のムロツヨシが、来年1月20日(水)よりスタートする新ドラマ『悪党たちは千里を走る』(TBS系列、毎週水曜23:53~)にて主演を務めることがわかった。

10月よりスタートした水曜深夜のドラマ枠「テッペン!水ドラ!!」の第2弾として放送される本作は、2010年に第63回日本推理作家協会賞と第23回山本周五郎賞を受賞した作家・貫井徳郎が、2005年に書き下ろした同名小説の実写化。天才犯罪者によって誘拐事件の犯人に仕立て上げられた3人の男女が、その計画を実行すると同時に犯罪者の正体を追っていくというストーリーだ。ドラマ終盤に明かされる謎の解答を予想して楽しめるという仕掛けが盛り込まれており、圧倒的スリルの中にも、クスリと笑えてホロリと泣ける要素が散りばめられた、超斬新なユーモラスサスペンスに仕上がっている。脚本は、第4回TBS連ドラ・シナリオ大賞(2014年)でグランプリを受賞した渡邉真子が担当する。

ムロが演じるのは、自己中心的で偏った価値観を持ち、決して他人を受け入れようとしないドラマディレクター・高杉篤郎。渾身の企画書を上司に盗用された上、暴言を吐かれたことに激怒して会社を退職、1千万円の借金まで背負ってしまう“ダメ男”な役どころだ。ムロは「主演で呼んでくれる人たちが現れました」と感激の様子でコメント。「そのまま自分に重ねまして、演じるというより、その場に立とうと思います。やりがいと嬉しさ……真ん中立って、良いキャストの皆さん、良いスタッフの皆さんと“良いドラマ”をしっかりふざけてつくる思いです」と主演に対する意気込みを語る。

また、幸せな家庭に対する憧れを持ちながらも、フワフワしていて頼りないAD・園部優斗役には、ミュージカル界のプリンスで俳優・歌手としても活躍、現在放送中の日曜劇場『下町ロケット』(同局)での好演も注目されている山崎育三郎に決定。山崎は「台本を読ませていただいた時、軸になる3人のトライアングルから生まれる化学反応、絶妙なバランスで動き回るコンビネーションがあまりに面白く、ストーリーが進むに連れて引き込まれて一気に読み終えました。園部から見て、どこか居心地の良い高杉さんとの関係を大事に演じていきたいと思っています」とコメント。

さらに、1993年にCMでデビュー以来、どんな役でもこなし幅広く活躍する黒川芽以が、2人と事件に踊らされる謎のアラサー女子・三上菜摘子役で出演。「会話劇が面白いので、そこにどう入り込んでいこうか楽しみです」と意欲を見せている。

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