マツコの知らない「フリークライミング」は究極の自己満足!?収入にならず記録は自己申告

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日常に潜む様々な“知らない世界”に精通したゲストが登場し、マツコ・デラックスにその魅力をプレゼンする番組『マツコの知らない世界』(TBS系列、毎週火曜21:00)。24日は、1000種類以上の岩を制覇したという尾川とも子さん(37)が「フリークライミングの世界」を紹介した。

■岩を愛しすぎた主婦の輝ける栄光
マツコが「私とはかけ離れた世界よ」と話すフリークライミングに魅せられた尾川さんが岩に登り始めたのは、23歳の時から。その2年後には、早くも「X-games」(アジア大会)で優勝。30歳で日本女性初の難易度“V12”の岩を制覇。34歳の時に、女性では世界初となる難易度“V14”の岩「栃木県・カタルシス」も登りきったとか。この年は「ゴールデンピトン賞」も受賞。ちなみに“V12”“V14”とは、世界各国の岩の難易度を「V0~V16」の間で示したもの。数字が高くなるにつれて難しくなる。37歳の現在も一児のママさんクライマーとして活躍中だ。

■クライマーの悩み
フリークライミングは「究極の自己満足スポーツ」と語る尾川さん。人知れず苦労も多いとか。

・全くお金にならない
ワールドカップで優勝しても賞金は約46万円。飛行機代やホテル代に消えてしまうとか。天然の岩に挑戦しても収入ゼロ。そんな金銭事情を聞いたマツコは「ますます、なぜ登るのか分かんない(笑)」と、驚いた様子。

・記録は自己申告
公式記録はないようで、尾川さんいわく「web、クライミングサイト、SNS、動画、YouTubeなどで必死にアピール。炎上しなければ認められたということです」と、意外な事実を告白。マツコは「それがオリンピック種目になるの?」とびっくり。 

他にも、岩に引っ掛けすぎたためか「いただきます!」の形をしても手の指が上手くつかなかったり、一年中“水虫”に悩まされているという。

■クライミングのスゴ技を大公開
スタジオに、高さ約4mの番組特製クライミングウォールが登場。尾川さんの友人でクライマー界の期待の新星・木織悠さん(11)が、足の甲と片腕を使う「トウフック」をはじめ、自分の手を足場代わりにする「フィギュアフォー」や、体を大きく振って離れた場所にジャンプしながら登る「ランジ」という技を披露した。

■マツコが岩の名付け親に!?
クライマーの夢は難易度の高い岩を制覇することだが、岩の名付け親になりたいという願望もある。何でも、初めて登った人が、その岩に名前を付ける権利があるとか。特に正式機関はないようだが「日本ボルダリングエリア」というガイドブックに名前が掲載される。この本では岩質、傾斜、アクセス方法など、日本の岩場の最新情報が手に入るためクライマー必読の一冊だ。尾川さんから埼玉県にある「大黒岩」の名前を考えてほしいと頼まれたマツコは「辱めを受けさせてやるわよ(笑)」と言いながら“とも子”と命名。

今回は他に、40歳を過ぎても10代の頃と同じタイムで100mを走れる並外れた身体能力の持ち主・武井壮が「目からウロコのスポーツの世界」を紹介した。

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