嵐・二宮和也&立川談春、談志の命日前日に墓参り<コメント全文>

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嵐の二宮和也が立川談春を、ビートたけしが故・立川談志を演じる年末スペシャルドラマ『赤めだか』(TBS系列、12月28日21:00)。談志の命日を翌日に控えた20日午前、二宮が談春本人と共に談志の墓参りをし、ドラマの撮了を報告した。

同作は、2011年にこの世を去った伝説の落語家・談志の人柄とその一門を、談春が弟子目線で描いた同名小説が原作。17歳の談春が、天才、異端児と言われた談志のもとに弟子入りし、新聞配達をしながら生計を立て、弟子仲間たちと苦楽を共にしながら成長する姿と、誰よりも落語を愛し、落語に挑み続けた談志の破天荒な生き様が、超豪華キャストで鮮やかに描かれる。

談志が眠る都内の寺を訪問し、ドラマの撮影終了報告を兼ねて献花を行った二宮は「本来は撮影に入る前に談志師匠にご挨拶に来たかったのですが、来ることが出来なかった。今回はそのお詫びと、無事撮影を終えられたので、どこかで見て欲しいということをお願いしました」とコメント。談春は「(談志師匠が)ドラマを見ている姿が浮かびました。家族がドラマを見ている後ろで“面白くねえなッ。これ談春? 談春か? へぇ~”なんて言いながらも、きっと喜んでくれていると思います」と亡師を偲んだ。

また今回は、香川照之、リリー・フランキーほか、スペシャルゲストを含む全出演者も発表となった。二宮と談春のコメント全文、全出演者は以下の通り。

<二宮和也コメント>
談春さんは実際目の前にいらっしゃる方で、これからまだ歴史を作っていく方なので、実際演じるのは難しかったです。後でご本人に見られちゃいますし(笑)。本当にまだ世の中が分っていない、尖っていた頃の少年時代から演じさせていただきました。今の談春さんはとても謙虚な方ですが、川の石が丸くなっていくように、ドラマに描かれているような時代を過ごして来たから……という部分を見ていただきたいと思います。本当にすごい方々が、1シーンでも1カットでも「出番の長さじゃないよ」という心意気でたくさん集まってくださり、皆でワイワイ言いながら作り上げた作品なので、その辺りも楽しんでいただければと思います。

<立川談春コメント>
撮影では、ニ宮さんの落語が素晴らしくてビックリしました。歌って踊れて、話の間(ま)も分かる人ですが、正直、落語は出来ないと思っていたんです。ところが一度もレクチャーしていないのにちゃんと出来ていた。これはプロの落語家が見たらすぐそのすごさがわかると思います。ドラマでは、自分の師匠を自分で決められる、ちょっと珍しい世界を生業として歩んだ落語家と、「落語家になりたい」という若者ならではの情熱をぶつけられた大人たちが、どうやってそれに立ち向かうかという部分が見事に描かれていると思います。決して甘酸っぱい思い出ではないですが、是非ご覧になって下さい。

<出演者>
立川談春:二宮和也
立川談志:ビートたけし

立川志らく:濱田岳
立川関西:宮川大輔
女将の娘:清野菜名
立川談かん:柄本時生
立川ダンボール:新井浩文

すし屋の大将:さだまさし
魚問屋の店主:柳家喬太郎

スペシャルゲスト(出演順)
春風亭昇太:春風亭昇太
春風亭小朝:春風亭小朝
中村勘九郎:中村勘九郎
三遊亭円楽:三遊亭円楽

魚河岸の女将:坂井真紀
志らくの祖母:正司歌江
談春の父:寺島進
談春の母:岸本加世子

高田文夫:ラサール石井
立川談々:北村有起哉
立川志の輔:香川照之
林 修一:リリー・フランキー

ナレーション:薬師丸ひろ子
ナビゲーター:笑福亭鶴瓶

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