吉田類が『孤独のグルメ』ロケ地になった大衆酒場の名店「みゆき食堂」を訪問

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酒場詩人・吉田類が、酒場という聖地へ酒を求め、肴を求めさまよう番組『吉田類の酒場放浪記』(BS-TBS、毎週月曜21:00)。11月23日の放送回では、東京・清瀬にある「みゆき食堂」を訪れた。

松重豊主演の人気ドラマ『孤独のグルメ Season4』(テレビ東京系列)第1話のロケ地となったこの食堂は、西武池袋線・清瀬駅から徒歩2分の場所に位置する、創業45年の駅前食堂だ。懐かしさを感じる店の前には、長いことタッグを組んできたテイクアウトの焼鳥店があり、「みゆき食堂」で焼鳥を注文すると、こちらの焼きたてが食べられる。

店内にカウンターはなく、テーブル席がみっしりと並んでいる。昼から営業しているので、食事客はもとより、昼酒を楽しむ常連客もそこかしこに見える。壁には、年季が入って煤けた品書きの短冊がびっしり。まず、吉田はウーロンハイで乾杯。隣のテーブルの常連客から普段の様子などを聞く。トマトのカルパッチョ、手造りらっきょう、創業以来値段が変わらない、一番人気の玉子焼き(150円)を頼むうちに、次第に日本酒へシフト。1杯目は常温で、続いて、ぬるカンでぐいぐい飲んでいく。

そして、もやしと肉のピリ辛炒め(300円)を注文。その量にビックリしている吉田に、常連客は「こういうお店が、我々庶民としては大事なんですよ」と笑いかける。たっぷり堪能した吉田は「本来は食べる店だったが、お酒と結びついた。まさに下町の大衆酒場そのもの、原点なんですね」と、その魅力を再認識した様子で、次なる酒場を求めて夜の街に消えていった。

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