ピース又吉直樹、ミステリー執筆への意欲を明かす

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11月30日(月)21時より放送されるスペシャルドラマ『このミステリーがすごい!』(TBS系列)の収録が、16日に同局で行われ、ドラマの案内人を務める樹木希林とピースの又吉直樹が見どころを語った。

ミステリー&エンターテインメント小説の登竜門として最高峰とされる宝島社の「このミステリーがすごい!」大賞。同番組は、その受賞作家たちが、番組のために書き下ろした珠玉の短編小説を、映像界の第一線で活躍する映画監督たちが映像化するシリーズの第2弾である。昨年末の第1弾に続き、今回は、財前直見主演の「ポセイドンの罰」(中山七里原作×石井康晴監督)、上野樹里主演の「リケジョ探偵の謎解きラボ」(喜多喜久原作×大谷健太郎監督)、檀れい主演の「冬、来たる」(降田天原作×小林義則監督)の3作が放送。また“ベテラン女性編集者”役の樹木と“気弱なミステリー小説家”役の又吉による寸劇が、3作の間に挟み込まれる。

収録を終えた又吉は「台本の台詞は全部言い終わっているのに、希林さんがずっとアドリブでお芝居を続けるので“一体どこで終わるんだろう”と思った。そういうところは昨年と変わらず面白い」と樹木の演技に舌を巻いた。

6月に処女小説「火花」で「第153回芥川龍之介賞」を受賞した又吉との共演について、樹木は「又吉さん、忙しくて出られないでしょ? 年1回会うのがどこまで続くのかわからないけど、楽しみに思った」と笑顔でコメント。又吉も「希林さんとまたお会いできると思うと嬉しかった」と語った。

さらに、「火花」を読んだという樹木は「私は人が何かを受賞してもあまり喜ばないんだけど、今回の受賞は“おお!”と思ったし、又吉さんとは面識があったので、親戚の人が書いたような身近さを感じながら読んだ。それは又吉さんの人柄もあるから。こんな大きな賞を獲ると浮足立ってくる人が多いけど、又吉さんは腰が据わっている」と、又吉を絶賛。記者から「ミステリーを書いて賞を獲りたいか」と聞かれた又吉は「読むのは好きだけど、書くのは難しいと思う。勉強もしないとだめでしょうし。すごい賞を獲りたい、とは怖くてとても言えないけど書いてみたい」と、謙虚ながら意欲を見せていた。

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