マツコの知らない「リカちゃん人形の世界」が奥深い

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日常に潜む様々な“知らない世界”に精通したゲストが登場し、マツコ・デラックスにその魅力をプレゼンする番組『マツコの知らない世界』(TBS系列、毎週火曜21:00)。10日は、25年間リカちゃん人形と人生を歩んできた広瀬和哉さんが、今もなお進化し続けている「リカちゃん人形の世界」の奥深い魅力を紹介した。

これまで、100点を超えるリカちゃん人形の洋服を作ってきた広瀬さん。その腕が認められて、リカちゃん人形専門店にスカウトされたという。自宅には、なんと100体のリカちゃん人形が! その中でも選りすぐりの7体をスタジオに持参し、1体1体マツコに見せていく広瀬さんは本当に嬉しそう。今どきのリカちゃんの特徴は、「私が知っているリカちゃんとは違うわね」とマツコが言う通り、瞳の色やメイクのバリエーションが豊富な点。広瀬さんは、それぞれの個性に合わせて、イチから洋服を制作している。その情熱に、マツコも感心していた。


■進化を遂げたリカちゃん
広瀬さんいわく、現代版リカちゃんのかわいさの秘密は「奥ゆかしい魔法の表情」だとか。自分が嬉しい気分の時は喜んでいて、悲しい気分の時は慰めてくれているように見えるらしい。人形を見つめていたマツコは「私には“バ~カ”と言っているようにしか見えないわ(笑)」とポツリ。すると、広瀬さんは「リカちゃんの表情は自分の心を映し出す鏡なんです」と解説。それを聞いたマツコは「じゃあ、私がリカちゃんに“バ~カ”って言ってるってことですか? それは違うでしょう! そんなに悪魔じゃないわよ(笑)」と慌てて反論した。

■リカちゃん人形の変遷
・初代リカちゃん……1967年発売 ¥600~1100(当時)
・2代目リカちゃん……1972年発売 ¥950~1300(当時)
・3代目リカちゃん……1982年発売 ¥980~2400(当時)

成長ポイントとしては、2代目になると、瞳の中の星が1つから3つに。輝きが増して、パッと華やかな感じに。そして、現在のリカちゃん人形は、1987年に登場した4代目をベースに作られており、現在まで続く初代と比べると身長が1cm伸びた。広瀬さんは「実際の女の子の成長に合わせているんです」と。さらに、首もかしげられるようになり、表情がより豊かになった。

■リカちゃんのボーイフレンドにも注目!
・初代……名前は橘わたる。1968年発売。¥700~850円(当時)
・2代目……名前は藤原マサト。1976年発売。¥1700~1800(当時)
・3代目……名前は佐藤イサム。1981年発売。¥1900(当時)
・4代目……名前は滝沢駆(かける)。2000年発売。¥2400(当時)
・5代目……名前はレンくん。2008年発売。¥3200~4000(当時)

初代の髪の毛は植毛ではなくペイント。マツコも「こんな感じだったの? ちょっとダサいわね(笑)」と絶句。2代目は、当時大人気だった“アイドル御三家”郷ひろみ、西城秀樹、野口五郎をイメージしたような作り。そして、4代目はタッキーこと滝沢秀明、5代目は小池徹平がモデルなのではないかと言われている。

■リカちゃんコーディネート術
「お姫様スタイル」
リカちゃん人形の王道。宮殿のようなところで佇んでいるリカちゃんを見たマツコも思わず「これ素敵」と感激。マツコが気に入った「アニバーサリーファンシーダイヤモンドリカ」(¥57240・税込)はネックレスに本物のダイヤが埋め込まれている。実はお姫様リカちゃんにはレアものが存在して、生誕35周年記念に作られた「ファンシーダイヤモンドリカちゃん」は時価総額1億円! ドレスに881個のダイヤモンドが散りばめられている。

「ハードロックスタイル」
リカちゃんがミュージシャンの扮装をしているバージョン。レザーのライダースジャケットを羽織っていて、ブーツも本物の革張り。マツコは黒髪ボブのリカちゃんに心を奪われたようで「この子、小川真由美さんみたいでいいわね」と。

・「純和風スタイル」
着物は加賀友禅の生地の一点もの。広瀬さんが職人さんにお願いして作ってもらった世界で一つしかない貴重なリカちゃん。

■マツコ、リカちゃん人形の着せ替え遊びに大興奮!?
ドレスをはじめ、トップス、スカート、パンツ、靴、バッグ、帽子、アクセサリーなど、現在販売されている着せ替え用アイテムは230点以上。着せ替え遊び初体験のマツコは「意外と難しいわね」と言いながら、2体のリカちゃん人形の洋服を次々と選んでいく。コンセプトは「いいトコの嫁に納まったものの色だけは我慢できない主婦」。清楚に見せようと努力するが、ついついタイトめのボディラインを好んで着てしまう。年齢設定は60歳だが、イメージカラーは「赤」。もう1体のリカちゃんでは、60歳の主婦の若かりし頃のファッションをコーディネート。「とにかく“アタシを見て!”という自己主張が強いタイプだから、水玉に水玉を重ねて着るタケノコ族以前のようなスタイルよね」と。2体のリカちゃん人形を使って一人の女性の現在と過去を表現したマツコは、着せ替え遊びを大いに堪能した様子。


今回は他に、お弁当作りのスペシャリストである主婦の野上優佳子さんが、誰でも簡単にチャレンジできる「お弁当おかずの世界」を紹介した。

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