「天才少女」と呼ばれたピアニスト・小林愛実、世界最高峰への挑戦を決意させた“初の挫折”とは

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11月8日(日)23時放送の『情熱大陸』(MBS/TBS系ネット)では、ピアニスト・小林愛実(20歳)が、世界最高峰の大会「ショパン国際ピアノコンクール」に挑戦するまでの勇姿を追う。

3歳でピアノを始めた小林は、9歳で出場した「全日本学生音楽コンクール」にて史上最年少で優勝。その実績から“天才少女”と呼ばれたほか、その後も国内外の大会で1位の座を獲得、14歳でCDデビューを果たした。また、アメリカのカーネギーホールをはじめ、フランス、ロシア、ポーランド、ブラジルなど世界各国の名だたる舞台でリサイタルを行っており、その歩みはまさに“天才少女”の名と共にある。

そんな小林に転機が訪れたのは3年前。それまでずっと優勝し続けてきた小林は、アメリカで開かれた国際コンクールにて、初めて3位になったのだ。以来、小林は一切のコンサート活動を休止。フィラデルフィアのカーティス音楽院に留学し、勉学に専念した。同時に、「自分は本当にピアニストとしてやっていけるのか」「本当にピアノを愛しているのか」と自問自答しながら、初めての挫折に苦しみ続けた。

そんな中、小林が決意したのは、5年に1度開かれる「ショパン国際ピアノコンクール」への出場だ。若手ピアニストの登竜門として世界最高峰の権威を持つこの大会に、「幼い頃から憧れてきた大舞台で、もう一度自分自身を揺さぶり、見つめてみたい」という特別な覚悟で挑んだ。

番組では、アメリカでの個人レッスン、2年ぶりに再開したフランスや日本でのコンサート活動、そして「ショパン国際ピアノコンクール」の貴重な舞台裏に密着。身長149cmの小柄な身体から放たれるドラマティックで美しいピアノ、そして人生。未来を賭けた大きな挑戦から、小林が掴み取るものとは。

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