『情熱大陸』風船にカメラを乗せて宇宙撮影に挑む男・岩谷圭介に密着

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10月18日(日)23時放送の『情熱大陸』(MBS/TBS系ネット)では、巨大な風船を利用して、個人で宇宙撮影を行っている発明家・岩谷圭介(29歳)の活動に迫る。

岩谷の行っている「ふうせん宇宙撮影」とは、巨大な風船にカメラを取り付け、地上から成層圏内の上空30kmまで飛ばして宇宙を撮影するという方法。宇宙の入り口に入る頃には、風船は数百倍まで膨張し、最後には破裂、カメラのみが地上に落下する。地上にカメラが着陸するとGPSが作動するので、それを頼りに回収するという流れだ。

幼い頃から発明家に憧れていた岩谷は、北海道大学工学部を卒業後、アメリカの学生が「ふうせん宇宙撮影」に成功したという記事を読み、「自分でもできるのでは」と思い模索し始めた。街で買った安い材料を使い、カメラを搭載する箱と、風船が破裂した時に広がる落下用パラシュートを手作り。そして、GPSを使ってカメラの落下場所をひたすら探す……。こうした地道な作業で、広大な北海道の地から幾度となく打ち上げを続けてきた。

しかし、実験は失敗に次ぐ失敗の連続だった。宇宙では温度が急激に下がるため、カメラが起動しなくなったり、レンズが結露して映らなくなったりするハプニングのほか、カメラの入った箱が深い森に落下し、ヒグマなどがいるため回収できないこともあった。そうして試行錯誤しながら、少しずつ成功を積み重ねる中で、「ふうせん宇宙撮影」を広告に使用したいという企業が現れるようになり、岩谷の実験は生業になっていく。

今回は、ある企業からの発注で「怪獣・ピグモンを載せて宇宙へ飛ばし動画撮影を行う」ことに挑む岩谷に密着。トライアルとして沖縄・宮古島で行われた打ち上げの様子や、全方向を撮影したものをプラネタリウムに投影するまでを追う。

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