『マツコの知らない世界』食レポ達人が“本当に”オススメするご当地グルメのまとめ

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日常に潜む様々な“知らない世界”に精通したゲストが登場し、マツコ・デラックスにその魅力をプレゼンする番組『マツコの知らない世界』(TBS系列、毎週火曜21:00)。6日は“食欲の秋はマツコの秋!ウマいものづくし2時間スペシャル”と題して、全国から集まった食レポのスペシャリスト5人が「グルメリポーターの世界」を紹介した。

■全国各地のオススメ絶品ご当地グルメ
仕事柄いろいろな料理と出合う機会が多く、舌が肥えている食レポの達人たち。そんな彼らが掛け値なしに絶賛する極上メニューを以下にまとめた。ちなみに「麺の食レポ上手は仕事にあぶれない」とのこと。

【北海道】
・札幌「狼スープ」味噌卵らーめん 900円(税込)
冷えた体を温めてくれる超特濃系のスープは生姜がポイント。中太縮れ麺との相性もバッチリ。

・札幌「中国料理 布袋」ザンギ(7個入り)570円(税込)
北海道民のソウルフード。マツコが持つとあまり大きく見えないが、普通の鶏の唐揚げより3倍ぐらい大きく。柔らかくて肉汁がたっぷり。マツコも「ヤバイ、これ。うまい!」と絶賛していた。

【関東】
・東京 西麻布「おそばの甲賀」すだちそば 1200円(税込)
疲労回復に効果的なヘルシーメニュー。どんぶりいっぱいに敷き詰められたすだちは、まるで満開の花のよう。最初は麺だけを食べて風味を堪能。次にすだちをつぶしながら麺と一緒に食べると、さっぱりとした味わいが楽しめる。

・東京 目黒「八つ目や にしむら」うな重上定食 3000円(税込)
うなぎは純国産。いけすの水も新鮮な地下水を利用している。表面はこんがり、中身はふっくらという江戸前の焼き方で、タレも甘さ控えめ。リポーター竹島久美子さんは「初めて食べた時に思わず合掌しました」と語った。

【関西】
・大阪 船場「うさみ亭マツバヤ」おじやうどん 780円(税込)。
鉄鍋の中には野菜や椎茸などの具がたっぷり。関西では珍しく、つゆの色が濃い目。醤油だけではなく、いろいろな旨みが混じり合っているためコクがある。一つの鍋の中でうどんとおじやがコラボしているアイデアは、戦時中、物がなかった時に少しでもお腹を膨らませたいという理由から生まれたとか。出汁がしっかりと染み込んでいるうどんはやわらかく、お茶碗約一杯分(100g)のご飯もほどよく膨らんでいる。自ら炭水化物クイーンと名乗るマツコも「これ、結構ガッツリくるよ」と、ご満悦。

・大阪 生野「桃太郎」いも豚天玉 1060円(税込)
あえて直球ど真ん中のお好み焼き。豚肉が苦手なマツコも食べられるくらいカリカリに焼いた国産の三枚豚からにじみ出る脂がいいアクセントに。芋とかき揚げが中に入っているため、噛めば噛むほど不思議な食感と出合えるサービス精神旺盛な点が大阪らしい。プレゼンターのタージンさんは「本当にお好み焼きが好きな人に来てほしい店」とコメント。

【四国】
・徳島「支那そば 巽屋」支那そば肉玉入り(並)750円(税込)
煮卵ではなく、生卵が入っているからすき焼き風。スープの色はかなり濃いが、あっさりしていてコクがある。具のバラ肉は4段仕込みで味付けしているため、豚の臭みが全くない。生卵と絡めて食べるとバラ肉の旨みが引き立つ。生卵は通常一個だが、マツコは「これは卵3つだな」と、かなり気に入った様子だった。

【九州】
・熊本 玉名「千龍」ラーメン 580円(税込)
スープは豚骨だが、白濁ではなく透き通っている点が魅力。たくさんの骨を灯油のバーナーで一気に強火で炊き出している。麺は細めで、外側が柔らかく中に芯が残っているため食べ応え十分。後乗せニンニクで味の変化を楽しめる。

・福岡 博多「水たき料亭 博多 華味鳥」水たき 2900円(税込)
店の名前になっている“華味鳥”を使った一品。創業者が養鶏に携わって開発した鳥だけに、どんなに煮込んでもパサパサにならずいつ食べてもジューシー。鶏肉と野菜の陰にひっそりと姿を隠している奥ゆかしい存在の湯葉を見つけたマツコは、思わずニヤリ。

<出演したグルメリポーターたち>
今回は、関西代表・タージンさん、北海道代表・石井雅子さん、関東代表・竹島久美子さん、九州代表・常盤よしこさん、四国代表・スイーツ☆マッスルさんが出演。5人は、食レポの基本だという麺料理でそれぞれのリポートテクニックを披露。石井さんは、絶対にブレない箸上げ、麺をすする美しいリズム、味は小鼻で伝えることをポイントに挙げた。ベテランのタージンさんは、湯気が見やすい黒タキシードやメガネの曇り対策としてレンズを外すなど、外見にこだわりが。さらに編集でカットされないようにひたすらしゃべり続ける巧みなトーク、熟練の技によるカメラマンとのコンビネーションでマツコをうならせた。マッスルさんは、しゃべりは至って普通だが、筋トレと日焼けで作り上げた肉体美を武器に料理の魅力を伝える個性派。竹島さん、常盤さんは、登場するだけで画面がパッと明るくなり、説明もハキハキとしていて分かりやすく、グルメ番組には欠かせない存在だ。

今回は他に、7年間ハンバーグを食べ続けている測量士の五島鉄平さんが「ハンバーグの世界」を。毎日シュークリームを5個以上食べるフランス人パティシエのニコラ・シャールさんが「シュークリームの世界」を紹介した。

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