『吉田類の酒場放浪記』大井町に新橋「野焼」の兄弟店があった!名物はマグロ尾ステーキ

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酒場詩人・吉田類が、酒場という聖地へ酒を求め、肴を求めさまよう番組『吉田類の酒場放浪記』(BS-TBS、毎週月曜21:00)。10月5日放送回では、東京・大井町にある居酒屋「オーイナル 野焼」を訪れた。

大井町といえば、JRの駅東口にある、昭和の風景を思い出させる飲み屋横丁・東小路が有名だが、今回は、その定番スポットとは反対に位置する、中央口イトーヨーカドーの裏手にある「オーイナル 野焼」へ。有名な新橋「野焼」の兄弟店で、創業1976年の老舗居酒屋だ。

暖簾をくぐると、右手にカウンター、L字のフロアにテーブル席が並んでいる。元気の良いフロアのおじさんと、一見渋目だが笑い声がデカい陽気な店主、調理の若い衆が切り盛りする店内は、酒を嗜む地元の常連客と出張族でいつも満員という盛況ぶり。焼き鳥、やきとんが看板メニューだが、刺し身系も充実している。

吉田はまず、容量が通常の2倍ある、メガ角ハイボールで乾杯。この店に15年ほど通っていると語るカウンターの女性と話していると、この日は特別メニュー・まつたけ揚げがあると教えられて注文。490円という値段に驚きながら「香りがいいですね」と目を細める。さらに、店主オススメの名物・マグロの尾のステーキが到着し、その大きさと美味しさに驚く。次々に出てくるアツアツの肴を味わい、冷たいハイボールで流し込んでいく。他にも、生イカわた炒めを食べて「繊細な旨味を出してます」と吉田。すると、店主は「またやる気が出てきました。お客さんのその一言で」と笑顔で応えていた。

そして、自家製〆鯖に合わせたのは秋田の生酒・あさ開。その時、カウンターはなぜか女性客でいっぱいで、吉田は注いで回って乾杯。「お酒は楽しく飲まないと体に良くないんですよ。ほんとに心から楽しんでいただきましょう」と上機嫌。楽しいお酒に酔いしれ「下町は下町なんですが、エリアによってはカラーが違うなと。でもそれがモザイク都市・東京の面白さだと思います」と語った。

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