『吉田類の酒場放浪記』大森の14時開店「富士川」は生ウニ箱や一貫握りもお手頃価格

公開: 更新:

酒場詩人・吉田類が、酒場という聖地へ酒を求め、肴を求めさまよう番組『吉田類の酒場放浪記』(BS-TBS、毎週月曜21:00)。9月28日放送回では、東京・大森にある大衆酒場「富士川」を訪れた。

大森駅東口を右に出て、アーケードの商店街を中ほどまで歩いていくと、角地に赤い提灯がひときわ目立つ居酒屋が見えてくる。創業45年になる「富士川」の暖簾をくぐると、15人は座れる長いカウンター、小さなテーブル席がひとつ。2階には、広いテーブル席が用意されている。呑兵衛には嬉しい14時開店で、地元住民が集う憩いの場所だ。

おすすめは新鮮な魚介類で、マグロのブツやしめサバなどが評判だ。吉田は早速、北海道のすっきり辛口の純米酒、男山で乾杯。この日はマグロ、ホタテ、マダイ、ヒラメのおまかせ刺盛4点はボリュームたっぷりで980円。続いて吉田は、こちらも辛口の日本酒である新潟の八海山を注文し、680円の箱入り生ウニに舌鼓。

また、一貫から頼める握り寿司も安く提供していて、お得感は満点。吉田はそれぞれ80円のコハダ、イワシ、シャコの握りに大満足。他のメニューも実に充実しており、和え物など野菜系の小鉢、くじらベーコンやカキフライなどが揃っている。イカの塩辛は自家製だ。

この店の特徴である長いカウンターで、1年ほど前にある酒場でたまたま近くに座っていたという女性、さらに飲み友達の男性にも偶然再会した吉田。「これが酒場の楽しみですね。何が起こるか分からない。でも結局は、お酒を通じて仲良くなれるんですね」と、「富士川」での酒肴、そして酒場の魅力に酔いしれていた。

PICK UP