阿川佐和子が伝授「一対一のトーク」を成功させる秘訣とは

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毎週土曜7時30分より放送中の『サワコの朝』(MBS/TBS系ネット)が、10月3日の放送で200回目を迎える。23日、第200回目の収録がTBSのスタジオにて行われ、司会の阿川佐和子が“一対一のトーク”を成功させる秘訣を明かした。

2011年に放送開始した同番組。これまでの4年間を振り返り、阿川は「月並みですが、あっという間でした。2週間に1度、2回分を収録するのが通例でしたが、週刊文春で行っている対談が重なった時は、4日で7人ものゲストとお話をしたことも。どなたがどこで産まれ育ったのか、どこで何をしたのか忘れてしまう時もありました(笑)」と語った。

記念すべき第200回目のゲストは、笑福亭鶴瓶。鶴瓶とは、一緒にご飯を食べたことも、『鶴瓶の家族に乾杯』(NHK)に呼んでもらったこともあるという阿川は、収録を終えて「鶴瓶さんは、何の話をしても面白い方。30分という短い時間にどの部分をどう凝縮し、番組のトータルストーリーを作れば良いかと考えたら、逆にトークが難しかったです(笑)。鶴瓶さんもおっしゃっていましたが、予定調和が一番つまらない。私も、自分の思惑通りになったら良いなと思う反面、ならないで欲しいといつも思っています。今回はならなかったから良かったです」と笑顔を見せた。

また、今後招きたいゲストについて聞かれると「先入観というものは一つのスケールにはなりますが、裏切られることもある。お会いして真剣に話をしたら、とても素敵だったという人の方が多いので、“会いたい”と思う人はいません。あ、怖そうな人は嫌ですよ(笑)」と冗談を交えて語った。

さらに、番組ではさまざまなゲストを招く立場である阿川だが、実は毎回とても緊張しているという。「お客様を招くホステスが自分のことでパニックになっているのは、あまり良くないこと。もちろん“実は私も緊張しています”という言葉を、お招きする材料の一つに使うことはありますが」とトークのポリシーを明かし、「どんなにテレビ慣れしている方でも、一対一のトークになるとやはり構えてしまうと思います。それをできる限り早く解いてあげるのが、ホステスの仕事。本番のトーク以外にも、“喉が渇いていないかな”“椅子の座り心地はどうかな”など、気持ちの有り処を探るようにしています。それが合っているとは限らないけど、それをしているんだということが相手に伝われば。とはいえ、収録現場の裏では“あ~緊張する!”とわめいていますよ(笑)」と、一対一のトークを成功させる秘訣を伝授していた。

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