『吉田類の酒場放浪記』浮間舟渡の「たら福」は魚介が自慢の人気店

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酒場詩人・吉田類が、酒場という聖地へ酒を求め、肴を求めさまよう番組『吉田類の酒場放浪記』(BS-TBS、毎週月曜21:00)。9月21日放送回では、東京・浮間舟渡にある居酒屋「たら福」を訪れた。

創業44年の「たら福」は、ゆったりとした店内が自慢。引き戸を開けると、広々とした空間にあるカウンター、小上がり、テーブル席、座敷が目に入る。大将は、かつて千住の魚河岸でマグロをさばいていた職人。それだけに、店の自慢はやはり魚介だ。新鮮な貝のネタや旬の刺身はもちろん、女将さんが作る和え物や煮物も人気だという。

吉田が刺身のオススメを注文すると、本マグロ、赤貝、赤エビの色鮮やかな盛合わせが登場。マグロを口に入れると「ぼたんの花をそのままいただいているような感じがしますね」と吉田。ここで合わせたのは、辛口の日本酒・麒麟山(新潟)。「この美味しさがお互い理解できるというのは、嬉しいですね」と、同じものを頼んだ隣の常連客と笑い合った。

他にも吉田は、モツ煮込み、栗かぼちゃ煮、手羽先ぎょうざに舌鼓を打つ。その間にも、「(大将と女将は)浮間舟渡のお父さんとお母さん」と語る女性客や、家族連れ、若い世代の団体客などと乾杯して回り、楽しく会話した。

広い店内に、たくさんの常連客がつめかけていた「たら福」。地元で長らく愛されている様子が見て取れる。店を出た吉田は「いやー、もうね、幸せも“たらふく”いただきました。みんなが幸せな顔をしていますね」と、温かい交流と旨い酒肴に満足した様子だった。

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