世界陸上:オランダのシパーズ、今世紀最高21秒63で200m優勝 女子スプリント界に新風

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28日『世界陸上北京』大会7日目。女子200m決勝が行われ、ダフネ・シパーズ(オランダ)が21秒63の自己ベストで金メダルを獲得した。

この記録は、自己ベストとしては世界歴代3位の驚異的なタイム。21世紀になってからは、アリソン・フェニックス(アメリカ)が2012年に出した自己ベスト21秒69を抜いて、世界最高記録となる。歴代2位は、1998年にマリオン・ジョーンズ(アメリカ)が出した21秒62、1位は1988年にフローレンス・ジョイナーが出した21秒34。

シパーズは、24日に行われた女子100m決勝でも、優勝したフレーザー・プライス(ジャマイカ)の10秒76に迫る、10秒81で2位となった。ジャマイカ勢、アメリカ勢が席巻してきた女子短距離界に風穴をあける存在として、今後の活躍に注目が集まりそうだ。

『世界陸上北京』は8月30日(日)まで開催され、TBS系列で独占放送。29日には、女子4×100mリレーの予選と決勝が行われる。

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