ウサイン・ボルト 100m決勝の走りを3方向の「3D映像」で分析する

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8月30日まで開催されている『世界陸上北京』(TBS系列で独占放送)。23日には男子100m決勝が行われ、ウサイン・ボルト(ジャマイカ)が9秒79で優勝し、二連覇を果たした。

TBSの公式サイトでは、男子100m、女子100mの予選~決勝のレースをそれぞれ3D映像で見ることができる「ATHLETICS ANALYZER」(アスレチックアナライザー)を設置。前方視点、後方視点、俯瞰視点の3つの視点から、分析データとともレースを振り返ることができる。

■『世界陸上北京』番組プロデューサー・片山讓治氏のコメント
「ATHLETICS ANALYZER」は、簡単に言うと“3D映像で見る競技動画”で、今回は実験段階として100mのみ導入しています。複数台の固定カメラで位置情報をデータで取得し、3D映像を作成すると、例えば、ボルトの肩先から見たような、普通のカメラでは捉えることができない、ありえない視点の映像ができあがる。さらに、その3D映像に、速度ヒートマップなどのデータを分析したグラフィックを上乗せしていきます。コンセプトは、「今まで見えなかった視点、データを見えるようにする」ことです。将来的には、リアルタイムで提供できれば。未来のスポーツ中継、2020年の東京五輪を見据えた時に、これから進化していくべき分野だと思います。今の段階では生中継と同時というわけにはいきませんが、まずはサイトで、続いて放送でも出せるようになったらいいですね。

他にも、ボルトと“あなた”がウェブ上で対決できる「BEYOND THE WR」(ビヨンド ザ ワールドレコード)のコーナーも。近未来、陸上の楽しみ方が変わる第一歩になるかもしれない今回の『世界陸上』公式サイトの企画展開。「人類史上最速」ボルトの今大会での走りを、「ATHLETICS ANALYZER」「BEYOND THE WR」を通してチェックしてみてはいかがだろうか。

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