世界陸上:史上最年少出場の日本代表、16歳のサニブラウンが200m準決勝進出

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25日『世界陸上北京』大会4日目。男子200m予選が行われ、16歳のサニブラウン・アブデル・ハキーム(東京・城西高)が4組9レーンに登場し、20秒35で2着。準決勝進出を決めた。

世界陸上で史上最年少の出場選手であるサニブラウン。今大会の男子100m銀メダルのジャスティン・ガトリンと同組のレースで、堂々たる走りを見せた。直後のインタビューで「後半間延びしてしまって足が回らなかったので、そこを修正しできればもう少しいいタイムが出ると思います。プレッシャーが大きかったけど、自分の走りができれば大丈夫だと思いました。準決勝は泣いても笑ってもすごい舞台になると思うので、全力で挑みたい」と、意気込みを語った。

サニブラウンは、ガーナ人の父親と、陸上選手だった日本人の母親を持つハーフ。今年7月にコロンビアで行われた世界ユース選手権では、男子200mで自己ベストとなる20秒34をマークし、ウサイン・ボルト(ジャマイカ)が持っていた大会記録を更新した。

同組のガトリンは、20秒19で1着。サニブラウンについて、「16歳で準決勝に進出するなんて考えられない。信じられないよ」とコメントしたと伝えられた。サニブラウンをはじめ、藤光謙司(ゼンリン)、高瀬慧(富士通)も予選通過。準決勝の模様は、26日21:25頃、TBS系列で放送される。

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