世界陸上:男子やり投げ、新井凉平が84m66で決勝進出 メダルの可能性も

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24日『世界陸上北京』大会3日目。男子やり投げ予選が行われ、グループAに登場した新井凉平(スズキ浜松AC)が放った3投目が84m66を記録し、決勝進出が決定した。

予選突破条件は、83m00以上を記録するか、上位12選手に入ること。世界陸上と五輪を通じて、同種目で日本選手が予選を通過するのは09年ベルリン世界陸上以来の快挙。この時は、村上幸史(スズキ浜松AC)が決勝で82m97を投げ、銅メダルを獲得した。

新井の自己ベストは86m83で、これは日本歴代2位の記録(歴代1位は溝口和洋が89年に出した87m60)。世界記録は、ヤン・ゼレズニー(チェコ)が96年に出した98m48。今大会に出場している優勝候補、テロ・ピトカマキ(フィンランド)は自己ベスト91m53、ジュリアス・イェゴ(ケニア)のベストは91m39。世界の壁は高いが、新井が自己ベストを出せば十分にメダルの可能性も出てくるため、決勝に大きな期待がかかる。

『世界陸上北京』は8月30日(日)まで開催され、TBS系列で独占放送。男子やり投げ決勝は、26日20:00頃に放送される。

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