ウサイン・ボルト最大のライバル、ガトリンが圧倒的な走りで1位『世界陸上北京』

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22日に開幕した『世界陸上北京』。同日に男子100mの予選が行われ、世界記録保持者のウサイン・ボルト(ジャマイカ)、今シーズン100mと200mの世界ランキング1位のジャスティン・ガトリン(アメリカ)が登場した。

ガトリンは6組に登場し、余裕を見せながらも9秒83でフィニッシュするという圧倒的な走りを披露。予選1位で通過した。直後の7組に登場したボルトも、スタート直後に上体を起こして流す余裕のレース。9秒96で準決勝進出を決めた。

「人類史上最速」のボルト。100mは9秒58、200mは19秒19(ともに09年ベルリン世界陸上)、ジャマイカチームで出場の4×100mリレーは36秒84(12年ロンドン五輪)と、3つの世界記録を持つ。一方のガトリンは、04年アテネ五輪、05年ヘルシンキ世界陸上の100m金メダリスト。そんなガトリンの100m自己ベストは、15年カタールスーパーグランプリ男子で記録した9秒74。これは今シーズン世界最高記録で、33歳にして自己ベストを更新した。好調のガトリンが、ボルトにとって今大会最大のライバルになることは間違いない。

『世界陸上北京』は8月30日(日)まで開催され、TBS系列で独占放送。ボルト、ガトリンが出場する男子100mの準決勝は同日20:05頃、決勝は22:10頃に放送される。

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